大昔の話です。
知的障害特別支援学校にいた頃。
※以前書いた「
佐々木正美先生を激怒させた?事件」のもとの文ですね。
kingstoneです。
大阪朝日生命ホールにて国際治療教育研究所主催の
「新TEACCH連続セミナー第3回 −高機能自閉症、アスペルガー症候群のためのTEACCHプログラム−」
に来てます。
そんなつもりはなかったのだけど、○日は○○先生という河内長野の特別支援学級のすごい先生に「お昼ご一緒していいですか」とお願いしたらそのまま□□さんや新澤伸子さんたちとご一緒でき、めちゃラッキーでした。
いろいろお話お聞きするとめちゃ元気でますもん。
そういやとある地域の幼稚園のみなさんや滋賀のセンター職員さんなんかともお会いできました。
□日は、なんとなくみなさんと行きそびれました。で、一人でコンビニ弁当を買って会場に戻ってきました。そしたら佐々木正美先生が、受付で打ち合わせをしてはりました。
実はこの夏、ある地域の特別支援教育担当者むけの講演会に来て下さった時に私は「佐々木先生激怒させ事件」というのを起こしています。
佐々木先生の講演会の後、朝日の「自閉症のひとたちへの支援システム」やVISUALメッセージライブラリなんかを売らせて欲しい、研究会のことを知らさせて欲しい、と講演前にお願いに行きました。佐々木先生は快諾して下さったのですが、教育委員会の方が憤然として「そんなこと許せん」とのことでした。まあ先に根回ししておけば良かったかもしれないのですが、佐々木先生にあらかじめ許可を得るというのが、方法がわからなくてできなかったもので、講演前にと思ったのですが。
で講演。質疑応答に入った時に手を挙げて研究会のことを紹介させて頂きました。その時こんなことを言ったと思います。
「先生の著作に「
本当のTEACCH」というのがあります。ってえと嘘のTEACCHってのがあるのか、ということになりますが、確かに話を聞くだけ、本を読むだけではわかりにくい。枠にはめるだけのものになってしまったりすることもあります。やはり継続して勉強会に出ることなども必要かと思います。で研究会というのがありまして・・」
というふうに言ったのですね。実はこれが教育委員会の人たちも、また特別支援学級の先生方も「講演者をコケにしている」と映ったようです。その日の教育委員会の人たちの刺すような視線・・
翌日学校に行ったら校長が「お前、また何か言うたやろ。佐々木先生が「いったいあの人は何なんですか!」と激怒してはったそうやぞ。口をつつしめ」と私に言いました。
「
本当のTEACCH」云々にしても、実際、私がTEACCH的な取り組みを始めた頃「私もTEACCHを勉強した」というような人が「でもTEACCHはダメだった。非人間的だ」とか言って私にやめさせようとしてはったのがあって、ある地域ではTEACCHが非常に否定的に捉えられている、というのがあって言ってしまったんですけどね・・
まあ私もやってしまったものは仕方がない、と思っていましたが、でも佐々木先生に悪かったなあ、と思い続けておりました。
でもいろんな人が佐々木先生に話しかけているのに、私なんぞが、しかもしょーもない話題で・・・と思い、積極的に佐々木先生の所に行こうという気にはなりませんでした。
でも、目の前に佐々木先生がいる。でもって打ち合わせもすぐに終わりそうだ・・・終わった。で、思い切って話しかけ、事情を話、謝りました。
そしたら「私が激怒したなんてそんなことはありません。そんなことがあったら覚えてるはずです。何も覚えてないもの。もし教育委員会が何か言ったら佐々木が怒ったなんて事実は無い、と言ってやって下さい。あなたの事情はよくわかります。ある地域で頑張って下さい」とおっしゃいました。
うるうるしてしまいましたです。
でも、胸のつかえが取れました。
まあ佐々木先生、忘れてはるだけかもしれませんが・・・
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追記
丁度、事件があって半年後くらいですね。
posted by kingstone at 11:14|
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特別支援教育や関わり方など
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