大昔の話です。
知的障害特別支援学校にいた頃。
※太田のステージのLDT−Rの話です。
○○さん、どうもです。
kingstoneです。
> 私もこの生徒さんは
>「ものに名前があることがわかっている段階」
>と言っていいと思います。ただ、LDT-Rは「音声言語」による
>テストなので、「音声」でのコミュニケーションが苦手な自閉症
>児にはむずかしい面もありますね。
というか、私自身はLDT-Rは「音声言語をコミュニケーションの道具としてどれだけ使えるか」のテストだと思っているんですが、そのあたり、どんなもんなんでしょう>○○さん(またほんまにお暇な時でいいんですんで)
※わかるでしょうか。つまり「項目ができた!できるように頑張ろう!」みたいな話ではなく、こちらがある音声言語を使った時に相手が現在どれだけ「適切にすっと動ける」のかを見るためのものだ、と考えているわけです。
ですから「ものに名前があることがわかっている」というのをどう考えたものか・・・ってちゃんと「自閉症治療の到達点」を読み直せばわかるのかな・・・
で、それがどれだけ自閉症の方にとって難しいかがよくわかるテストだ、と考えています。
>「チョキンするものは?」→「ハサミです」と言って指さす
これはOKでしょうね。ただし・・・こっちが無意識のうちにチョキを作って見せてたらダメだろうけど・・・(これよくやるんですよね(笑))
>近くにあるものをいくつか集めて
>「ハサミを歯ブラシの近くに置いてください」
>→「ハサミ、歯ブラシ」と言って私に渡してくれました。
>これは出来たと言えるのかどうか・・・
このテストの場合は「近くに」「置いて下さい」という言葉を頭の中で道具として使えなかった、ということだから出来たとは言えないのじゃないかな・・・
でもV-2だとかなりいろんな音声言語をコミュニケーションの道具として利用できますね。
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追記
でもV-2だと、「音声言語に頼った環境」を作ると、相当本人さんにきついと思います。
やはり「見てわかる」をいっぱいしてあげないと。そして「表現」のほうも。
なお詳しい方によると、やはり「ハサミはどれですか?」と尋ね、「チョキンするものは?」と尋ねるのは正しいテスト法では無いとのことです。やはりテストですから「その行動を何とかして起こさせる」ものでは無いわけですね。
posted by kingstone at 09:49|
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特別支援教育や関わり方など
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