50音表はわかりますよね。例えばこんなもの。

で、私自身は50音表とか50音表ふうのもので自閉症の人に表現してもらおうとフィッテイングしたことはありません。
で、大昔に最初にsyunさんから聞いたのは自閉症の人で、音声言語では表現できないのに50音キーボードの電子辞書なら表現できる人がいる、ということ。文字を読む、文字を書く、はどんなもんだったのだろ。どんな人か、詳しいことは知りません。syunさんは守秘義務に厳しいからどんな人か、というのは具体的に教えてくれることはほとんどありませんから。
しかし、相当重度(?)のカナータイプの方であるのは間違いないでしょう。電子辞書は下のようなイメージかな。もちろん昔のことなので、本当はもっとしょぼい物です。

で、次に聞いたのは、別のカナータイプの自閉症の人にトーキングエイドをフィッテイングした話。
トーキングエイドライト

この方にはお会いしたことがありますが、発語は無く、音声言語の指示は通らず、でもとりあえず文字は少し読めの、書けのはしていたかな。
もちろん肢体不自由特別支援学校では複数の児童・生徒がトーキングエイドを使って表現するのを見ていましたが、自閉症のしかもカナータイプの方にフィッテイングしてはるのにびっくりしました。でもこの方は表現できるようになっていきます。
その時、syunさんが言った注意点は覚えています。
「これは本人からの要求以外には使わんといてなあ」
つまり、こちらからの指示とかには絶対使わない、ということですね。
なぜこの人にトーキングエイドか?という点は私などには??なところがあったのですが、syunさんは観察(つまりアセスメント)の上で、こうやからこう、というのがあったのだと思います。
そこらへん、言語化して下さったらいいのですけど。講演ではしゃべりはるのかなあ?
それやこれやが、あのね♪の開発につながっていったのでしょう。

実際問題として、カナータイプで「文字は?」という方があれこれ使ってはる例もあります。
まあほんま、私自身は「どんな人に」というのが言語化できないのでもどかしいのですが。
アスペルガー症候群の方で表現のために使ってはる方もいますし。
といって、もちろん「誰にでも合う」なんて話ではさらさらありません。
「文字を教えなければ」という話でもありません。
カナータイプで音声言語の指示も通らず、音声言語の表現も無い人でも内面には文字がある、という話でもありません。そういう人もいるし、そうでない人もいる。
そういや、syunさんが昔勤めてはった知的障害者更生施設(いろんな意味で重度な人が来る)では、あんまり写真や絵カードは使っているようには見えませんでした。文字カードも。
自閉症児託児活動「れもん」を手伝って下さる時も、ほとんど視覚支援物は使わなかったです。しかし一度あるお子さんを担当してもらった時、このお子さんには、とひらめいたらしく「チェキであれ撮って、これ撮って」と一気に10枚以上撮らされました。1枚80円くらいかかるのに(泣)(チェキは撮ってすぐに使えるのが強み)
それで遊びの選択をしてもらっってました。
何が言いたいか、というとカナータイプの方でもいろいろだし、観察(アセスメント)の上であれこれやっていくんだ、ということですね。
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