大昔の話です。
知的障害特別支援学校にいた頃。
※これは以前もエントリにしていたものです。話の流れから再掲します。
kingstoneです。
○○君のクラスの先生からお聞きしました。
先生たちも視覚支援とかカードでコミュニケーションだとか、いろいろ取り組んで下さってます。
先日から、こんなことがありました。
○○君は、自分の胸トントンで要求があることを伝えます。
(これは、どうやら友だちがそうやって要求するのを見ていて覚えたらしい。これもすごいなあ)
で先生は「トイレかな?」と思ってカードの束の中からトイレの写真を示しました。すると○○君は、束を手にとりカードをあれこれめくります。で、プレイルームの写真を示しました。
「あっ、プレイルーム。じゃあ行っておいで」と言うとピューっと走って行ったそうです。
こんなことが何回か続いてるそうです。
またその先生に「「こそばして」もカードで伝えてほしいな、と思ってるんだけど、これはどうしても自分の手首とんとん(「いもやのおっちゃん」という手遊び歌のポーズね)になるんですが、いいのかな?」
と聞きはるので、実用になればいろんなコミュニケーション方法があればいいわけで、全然問題ありません。もちろん、練習のためにわざとできてる方法でわからない振りをして、ねらっている方法でするまで待つ、という場合もあるけど、それはねらいによります、とお答えしました。
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追記
まあむつかしいとこですね。
「手首とんとん」は一般の人にはわからない。その意味では「何かの絵+こそばしてくださいの文字」のカードはいいかもしれない。
しかし、学校の中だけでわかりゃいいサインのような気もする。
posted by kingstone at 11:02|
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特別支援教育や関わり方など
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