大昔の話です。
知的障害特別支援学校にいた頃。
kingstoneです。
まとまらないまま、とりあえず書き飛ばします。
先日、Oさんとの話題の中心テーマは「どのようにしたら教師に良い対応を学んでもらえるのか」ということでした。
・話をする(効果薄い)
・本を読んでもらう(効果薄い)
・見本を見せる「モデリング」(少しは効果ある?)
だからといって実際に自閉症の人相手のやりとりを「モデリング」して教師に見せるのは時間がかかるし、場がなかなかないので、できるだけ少ない労力(時間)で理解してもらえ、学んでもらうために
いい方法は無いのか、というあたりでした。
私の主張は、時間がかかろうが、「モデル」を示す必要がある、というものでしたが・・・
例えば、私の学校、研修の時間に「人間ゆうゆう」の「自分を責めないで」をほとんどの教師が見、そしてビデオを見終わった後、なるほどなあ、とか結構話題にしたりしてました。
でも教師の行動は変わらない。
自分が担当している子とリンクさせて考えることができないのね。
今年度、一緒に過ごしてきた同僚、最初は「私も昔はいい療法とかあると思ってたけど、今は・・・(そんなもん無いとあきらめた)」とおっしゃっていたのに、今は「kingstoneさんにいろいろ教えてもらって、本当に時間を戻せるものなら戻したい。あの自閉症でたいへんだった生徒ともっといい関係を作れただろうに」とおっしゃって下さっています。
昨年度、一緒に過ごしてきた2人の同僚は、最初強烈に反発してはったけど、約まるまる1年かかって理解して下さいました。そして今年度は私が言ってるわけではないのに視覚支援や、おひとりは課題
学習にも取り組んでおられます。(注、別の1人の同僚は極めて早い段階でいろいろ取り組んで下さった)
一昨年度の若い人たちは、理解が極めて早かった。
(そういや、Oさんから聞いた話で、質問紙をチェックすることで教師が自らの行動を変えていこうという試みで「若い人」や「裏づけ(代替教員)」の教師は非常に早く変わったのに「ベテラン」は変われなかった、という研究があるそうです)
うーーん・・・・どうやったら理解して頂け、変わって頂けるのか。ここ3年は、とりあえず直接組んだ方たちは少しでも理解して下さっています。
やっぱり目の前で、見続けないとわからないところ、多いやろなあ・・
posted by kingstone at 08:05|
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特別支援教育や関わり方など
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