昔、TEACCHの勉強を始めた頃、TEACCH研のニュースレターでこんなエピソードを読みました。
日本人の特別支援教育担当者が集団でノースカロライナのTEACCH部に見学に行った。そこで見るもの聞くものうらやましくて仕方がない。それでTEACCH部のスタッフとの質疑応答の時だったかに、ある日本人がつい、いろいろできないわけを愚痴ってしまった。それをじっと聞いていたスタッフは
「Enjoy your job.」
と言った。
ただそれだけのエピソードなのだけど、何か「ほんまやなあ」と思いました。
で、私はいつも「Enjoy my job.」と自分に言い聞かせてました。
過去の記事38(情報共有のための仕事)
で、当時、結構楽しく勇気を持って実践させてもらってたと思います。
後年、ゲーリー・メジボフさんが来られました。
夜に懇親会がありました。座敷で座る形式。私は隅っこに座ってました。
ある人に「そう言えば、私はこんなことで勇気づけられた」と話したら、それはあなたから直接メジボフさんに伝えるべきだ、と引っ張られて行きました。私は「英語でけへんし・・・」と言ったのですが。
メジボフさんの前に座り、上のエピソード、そして私が勇気づけられたことなどを英語で話しました。メジボフさんはやっぱりじっと聞いてはりました。うまく伝わったかどうかはわかりません(笑)どう答えられたかも思い出せません。でも、そのじっと聞いて下さってたのがすごく印象的でした。
ゲーリー・メジボフ教授の講演会
そういや、メイヤー・ジョンソンの社長さん(って、メイヤー・ジョンソンさんか?)とお会いした時も、私の英語にならない英語をじっと聞いて下さってたなあ。まあ特別支援教育に関わる人たちだから当然かもしれません。