というエントリから。
いろんな資格があるのですね。こちらは「臨床発達心理士」ですか・・・
で記事の内容なのですが、
「いきなりドクターが「ペアトレなんかやってほしくない」という過激発言。よくよく聞いてみれば」「親は親であるべきで親を訓練士にしてはいけない」という至極まっとうな考えです。」
とあります。ふ〜む・・・
実際の所思わずうなずいてしまいそうなところはあるのですが・・・
私も今では自閉症の人に「訓練なんかいらないよ」「療育なんかいらないよ」という意見に近かったりします。それは生活の中でそんなこと思わずにできるものでありますし。
スケジュールしかり。コミュニケーションしかり。ってかそれなしでどうやって生活するのだろう。
自立課題学習や1対1の学習は「家事」や「遊び」の中でできることではありますし。
ふむ「ペアトレするな」・・・これは保護者に「訓練方法を教えて訓練士にするようなことをするな」という意味か。それなら納得するかなあ。
でも上記のようにスケジュールの仕方やコミュニケーションの仕方、日々の生活をどうしたら楽にできるか、「家事」や「遊び」がどうしたらうまくできるか、を個別にその子なりのやり方を保護者と協力して考え出せる人は必要だし、家の中のことは保護者がある程度ひとりだちして考えられるようにまでしてあげられないといけないわなあ。
それ抜きで「ペアトレするな」と言ってはいかんよなあ。
そして実際問題として、今でも学校などであまり自閉症について詳しくない教師に、保護者が教えてあげないといけない場合もたいへん多そうです。つまり「ペアトレしなければならない状況」というものはあるのですね。
ちょっと大昔の話を思い出してしまうので。
ある研究会にて 教師への擁護と親への批判
何か既視感があります。
そして最近はペアレントメンターの重要性が言われていますね。もちろん保護者同士の場合(教師や保育士の場合もあるそうですが)宗教や代替療法の勧誘をしたりになったりはいけないでしょうが。もちろん信仰は大事だし、私にもありますが、それで自閉症が治るようなことを言ってはいけないだろう、ということで。
本当のTEACCH 内山登紀夫著 (V実践編(2)地域との連携)
ここに書かれているのは、ノースカロライナ州の例ですが、日本でもいろいろ取り組まれているようです。