最後に自閉症と動作法について。
もう前にも書いたことがありますが、私が自閉症ってどんなものか知らなかった頃、動作法の1週間キャンプに自閉症のお子さんも参加していました。
で、最初非常に不安だったり、落ち着きがなかったりするのが1週間たつと落ち着いてくる、とかが成果とされるわけですが・・・
後年、私が仲間とやってたこんなキャンプだと、別にそんな関わりはせずとも、自閉症のお子さんが最初から楽しめるわけです。
まあ参加条件に
「「スケジュールが理解できる」 「ものを選択できる」ことを参加の条件としてあげています。」
とありますが、これはスケジュールや選択活動を生活の中で始めて下さっていること、ということです。「軽度」「重度」「問題行動を出している」とか関係ありません。
何もさせてもらっていないお子さんを、様子もわからないのに「はい引き受けましょう」という話では無い、ということです。
で、もちろんTEACCH的な取り組みと動作法は全然次元の違ったもので、TEACCH的な取り組みというのはいわば寿司桶で動作法は寿司にあたりますから、「楽しみのために動作法の教室に通います」というのはありでしょう。
しかし自閉症を治そうとして通うのは違うよなって思います。
よくお世話になっていた動作法を主としてやっている大学の教室が自閉症のお子さんへの取り組みを始めた、という話を聞き、心配になって情報を集めたことがあります。するとやってきた自閉症のお子さんにソーシャルスキルトレーニング(SST)をやっている、ということがわかりほっとしたことがあります。
またある熱心なかたが動作法の教室を開いてはりました。私もよく存知あげている方でした。ある自閉症のお子さんが最近動作法のセッションの時に暴れて一緒にやってくれない、という相談を受けたことがあります。
単に、小さい時はつきあってくれたけど、大きくなってきて、そんなに面白くもないからつきあってくれなくなっただけだよなあ。それをトレーナーさんにどう伝えたもんかなあ、と悩んでいたら、連絡が無くなったのでうっちゃりましたけど。
私が去る頃の知的障害特別支援学校では、取り入れようとする方もおられました。私は声に出して「そんなんやめとき」と言っていたと思うのですが。だって、その前にやることはいっぱいあるし、1週間に1コマ取って、楽しめる子もいるかもしれないけど、嫌というか何をやってるのかわからない子もいるだろうし。だいたい(知的障害養護学校の)教師は動作法のトレーニングを(心理的にも技術的にも)積んでないし。
それに見える手だてもせずに、何かを治してつきあいをよくしよう、ってそれはおかしいやろと思いますし。
とか言いながら、私は今野義孝さんの「ピタ フワ」(溶け合う体験)とかにはお世話になりました。誤解もあるかもしれませんが、要するに相手の肩やふとももに掌をピタっとあて、圧をかけ、フワっと外すというものです。これを喜ぶお子さんも結構いました。でお互い楽しくなるのね。
でも、これも遊びの中や、要求が出た時にやるもんで、1週間に1コマ取ってやるようなもんでは無いと思います。
もう前にも書いたことがありますが、私が自閉症ってどんなものか知らなかった頃、動作法の1週間キャンプに自閉症のお子さんも参加していました。
で、最初非常に不安だったり、落ち着きがなかったりするのが1週間たつと落ち着いてくる、とかが成果とされるわけですが・・・
後年、私が仲間とやってたこんなキャンプだと、別にそんな関わりはせずとも、自閉症のお子さんが最初から楽しめるわけです。
まあ参加条件に
「「スケジュールが理解できる」 「ものを選択できる」ことを参加の条件としてあげています。」
とありますが、これはスケジュールや選択活動を生活の中で始めて下さっていること、ということです。「軽度」「重度」「問題行動を出している」とか関係ありません。
何もさせてもらっていないお子さんを、様子もわからないのに「はい引き受けましょう」という話では無い、ということです。
で、もちろんTEACCH的な取り組みと動作法は全然次元の違ったもので、TEACCH的な取り組みというのはいわば寿司桶で動作法は寿司にあたりますから、「楽しみのために動作法の教室に通います」というのはありでしょう。
しかし自閉症を治そうとして通うのは違うよなって思います。
よくお世話になっていた動作法を主としてやっている大学の教室が自閉症のお子さんへの取り組みを始めた、という話を聞き、心配になって情報を集めたことがあります。するとやってきた自閉症のお子さんにソーシャルスキルトレーニング(SST)をやっている、ということがわかりほっとしたことがあります。
またある熱心なかたが動作法の教室を開いてはりました。私もよく存知あげている方でした。ある自閉症のお子さんが最近動作法のセッションの時に暴れて一緒にやってくれない、という相談を受けたことがあります。
単に、小さい時はつきあってくれたけど、大きくなってきて、そんなに面白くもないからつきあってくれなくなっただけだよなあ。それをトレーナーさんにどう伝えたもんかなあ、と悩んでいたら、連絡が無くなったのでうっちゃりましたけど。
私が去る頃の知的障害特別支援学校では、取り入れようとする方もおられました。私は声に出して「そんなんやめとき」と言っていたと思うのですが。だって、その前にやることはいっぱいあるし、1週間に1コマ取って、楽しめる子もいるかもしれないけど、嫌というか何をやってるのかわからない子もいるだろうし。だいたい(知的障害養護学校の)教師は動作法のトレーニングを(心理的にも技術的にも)積んでないし。
それに見える手だてもせずに、何かを治してつきあいをよくしよう、ってそれはおかしいやろと思いますし。
とか言いながら、私は今野義孝さんの「ピタ フワ」(溶け合う体験)とかにはお世話になりました。誤解もあるかもしれませんが、要するに相手の肩やふとももに掌をピタっとあて、圧をかけ、フワっと外すというものです。これを喜ぶお子さんも結構いました。でお互い楽しくなるのね。
でも、これも遊びの中や、要求が出た時にやるもんで、1週間に1コマ取ってやるようなもんでは無いと思います。