TEACCHとPECSの違いについて某所で話題になったとか。
で、Twitterでやりとりしたものがあって、でも残しておくほどのことも無いかと思いつつ、やっぱり残しておこうと思いました。
まあ140字のやりとりで、はしょって言ってることもあり、暴言・間違いいっぱいありますが。
「だってアンディ・ボンディさん(PECSの共同創設者のひとり)はTEACCHの中の人だったし。」
「TEACCHは自閉症の人の生活全般の暮らしやすい具体的方法の集合体。枠組み。もちろん表現コミュの方法もあるけど、そんなにまとまった文献は無い(「自閉症のコミュニケーション指導法」はあるけど)。PECSは表現コミュに特化して精緻にした。そんな感じかな。」
「(アンディさんがTEACCHの中の人だったという情報のソースを聞かれて)ごめんなさい。「ソース俺」です(アセ)アンディさんの講演会の時に聞いたのかなあ??思い出せないです・・・」
「だからTEACCHとPECSの違いは、って言われたら「違わないよ」って言ったら乱暴か。まあ、自閉症の人は表現コミュが苦手で、その部分が伸びたら大きな意味があるので、PECSは大事だねえ、という話にはなるかな。でもTEACCHは大事だねえ、と対立はしない。」
「
PECSとTEACCHの違い」というソースが出て来て(って言うか、もともとがここから話題になっていたのかもしれない)
「(TEACCHの「中の人」はPECS共同創設者のもうひとり)ロリ・フロストさんの方か・・・」
この後、ある方からの簡潔・的確(しかし乱暴(笑))なまとめが出ましたけど、それは引用しないでおきます。
「昔から私は「嘘つきkingstone」と呼ばれてました。(笑)」
この後、ある方からこんな発言が。これは引用させて頂きます。(しかしアカウントを書いた方が失礼にならないのだろうか・・・よくわかりません)
「TEACCH、PECS、ABA、○○プログラム、○○法、○○メソッド、○○式…etc. 何を選び、使うにしても、目の前の子どもにとってそれが役に立つかどうか。フィットするか。子どもの暮らしが楽しくなるか。それが大事。大人の「これをやらせたい」があるうちは何を選んでもうまくいかない」
まったくその通りと思います。他の方からこんなつっこみが入ってましたけど。
「並べてるのが比べられないものじゃない?」
これもまったくその通りです。ただし「藁をもすがる」状態の方には、何がどう違っているか、なんてわからなくて、わからないまま比較(?)して「これだ!これなんだ!」になっちゃいがちですけど。「何がどう違っているか」がわかるようになれば「並べて比べる」もしなくなりますが。でここまでが昨日のこと、今朝
「昨日、パソコンの電源を落としてから「本当のTEACCH」内山登紀夫著を読んでたらP182「PECSの考案者のボンディはノースカロライナ大学の出身で、長年にわたりTEACCHに詳しかった。(続く)」
「(続き)彼がTEACCHの方法から影響を受けたことも考えられるし、TEACCHも確かにボンディの実績に影響を受けた」とありました。私はこの本が出る以前に「中の人」と誤解してたし、その元はやっぱりアンディさんの講演の時かなあ・・・」
「(続き)同書のP182あたりにはTEACCHとPECSの違いについても触れられています。まあ出自が同じだから同じ考え、という話にならないのは当然で。ベッテルハイムとショプラーを見てもそうだし・・・」
追記
コメントに門眞一郎先生がコメントを寄せて下さっています。
コメントまで読まない方のために追記をしておきます。
http://www.eonet.ne.jp/~skado/book3/book3.htmの中の「3.本当のPECS」をご覧ください。
とのことですが、上記urlにはそれ以外にもたくさんの資料があります。PDFになりますが。
参考
TEACCHって何?PECSについて本当のTEACCH―自分が自分であるために (学研のヒューマンケアブックス)/内山 登紀夫

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自閉症のコミュニケーション指導法―評価・指導手続きと発達の確認/リンダ・R. ワトソン

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自閉症児と絵カードでコミュニケーション―PECSとAAC/アンディ ボンディ

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「自閉症児と絵カードでコミュニケーション―PECSとAAC/アンディ ボンディ」については訳文についてこんな修正案があります。そらパパさんのブログから
自閉症児と絵カードでコミュニケーション」日本語訳修正案が完成しました。 PDFファイル内に「上記該当書籍を購入し所有している方以外の方の参照はご遠慮ください。」とも書かれているのですが、私は購入はしていないのですが、図書館から借りて来て今から読むところなのでご勘弁願いたいです。で、まだ読むに至っていないのですが、ざっと目を通したところで、確かに「肝心要」「ここが大事」というところで意味が180度違ってしまうところがあるようです。
posted by kingstone at 19:31|
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