とのこと。
でもずらいとさんが「ある意味すごい」と
「障害者制度改革の推進のための基本的な方向について」を教えて下さいました。(PDFファイル)
おおもとのページは
障がい者制度改革推進本部(第2回)議事次第
ですね。で「〜方向について」を読んでみました。印刷するのは紙がもったいないし、AcrobatReaderでざっと流しよみしただけですが。なんせ私はこの3月までへたってたし、流れがわからないし、どこがどうすごいのかもよくわかりませんでした。
しかし文章は格調高いのでは、という感じはしました。序の
「しかし、このような障害者のあたりまえの思いを一般社会が受け入れるまでには、長い歴史の時間を要した。」
とか
「そうしたパラダイムの転換があってこそ、社会権を基盤とするサービスも真に障害者のニーズに基づく形で提供されるようになるとともに、その充実にもつながる。福祉・医療・教育などの社会権の実現は、依然として自己責任や家族依存の色彩を強く残し、質的にも量的にも不十分である。今後は障害児・者が個人として尊重され、差別なく平等に地域社会の一員であることを認められることが政策目標とされなければならない。」
とか。
私の興味あるところでは
「5)言語・コミュニケーションの保障
これまで、手話、点字、要約筆記、指点字等を含めた多様な言語の選択やコミュニケーションの手段を保障することの重要性及び必要性は省みられることが少なかったため、それらの明確な定義を伴う法制度が求められる。」
この「コミュニケーション手段」のあたりがどうなるかな。
特別支援教育については
「障害者が地域の学校に就学し、多大な負担(保護者の付き添いが求められたり、本人が授業やそれ以外の教育活動に参加しにくいまま放置されるなど)を求められることなく、その学校において適切な教育を受けることを保障するためには、教育内容・方法の工夫、学習評価の在り方の見直し、教員の加配、通訳・介助者等の配置、施設・設備の整備、拡大文字・点字等の用意等の必要な合理的配慮と支援が不可欠である。」
だって。で
「教育現場において、あらゆる障害の特性に応じたコミュニケーション手段を確保するため、教育方法の工夫・改善等必要な措置を講ずる。」
と言っているわけで「障害の特性」を知っていなきゃダメなわけね。「みーんな同じ人間。だから同じ音声言語でわかんなきゃダメ」じゃなくて。
ううう、以下はよくわかんない。
そうそう、こんなとこもありました。5)障害児支援のとこです。
「障害児支援においては、家族(特に母親)に過大な負担を強いる現状を十分に配慮し、家族の負担を減らすための具体的な施策を講ずる。」
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追記
Twitterで「何がどうすごいの?」と尋ねたらある方が
「混乱する政局の中で、55人もいる総合福祉部会をまとめて閣議決定までもちこんだこと…かなあ。」
と答えて下さいました。なるほど、55人の専門家の意見をまとめようとしたら大変だわ。しかし私が引用した部分なんかも55人の共通理解(妥協?)となっているわけだ。