大昔の話です。
知的障害特別支援学校にいた頃。
※これって同じようなことを繰り返し書いてます。
○○さん、どうもです。
kingstoneです。
> ただ (また ぐちになるけど・・・) うちの学校の先生に □□を理解しても
>らうために、私は ずいぶん口うるさい けむたい存在になってしまいましたが・
>・・
「
自閉症のトータルケア」ぶどう社 佐々木正美監修
内山登紀夫・青山均・古山照雄 編集
1650+税(1994)

この本はわりと手軽に読める本です。ただし「そらアメリカではそうできても」という読み方をされそうになる危険があるのと、事例なんかを、うのみにして合わない子にもやってしまう(それは実は、読み手の問題なんですけど・・でもそういう人が多いし、実は私もその一人(爆笑)研究会で「この本にこう載ってたからこうやってみた」って言ったら、△△さんに「あのね、そーいう形は全然大事じゃないの。大事なのはアセスメントに基づいて一人一人に合わせることなの」と言われましたです。もちろんよく読めば、そーゆーことは書いてるんですが・・・)危険がありますが。
でも、特に最初の方は私、感動しながら読みました。で
第1章 家族との協力と援助
第7節 最高の擁護者としての親
の中に・・全文引用したいけど、そうもいかないから
アメリカでは1975年の全障害児教育法が制定されると同時に、両親が子どもの教育に積極的に参加していくのに必要な訓練や情報を提供するセンターが、連邦政府の補助金で「特殊な子どもの支援センター」(ECAC;Exceptional Children AssistanceCenter)が各州に設置された、なんて話のあと、その活動が紹介されます。
でそこの啓発活動はこんな点だと書かれてます。
1.親自身、「私は親にすぎないから」と考えがちですが、わが子に関する知識の蓄積は博士号をもっていることにも匹敵するものであり、両親は教育のプロである、という認識をもつこと。
2.両親は、自分たちこそが唯一最高の擁護者であり、誰にも代役は勤まらない、という自負心をもつこと。
3.子どもに関係する法律に精通するなど、意識を高め、きちんと質問できるように知識をもつこと。
4.単に先生と話し合うだけでなく、実際にIEPの作成に参加すること。その際、納得するまでサインをする必要はないこと。
5.学校のシステムと、訴訟を起こすための過程について知っておくこと。
に続いて
「人を怒らせることを恐れてはいけません。自分の子どものためにこれができるのは親だけです」なんてことも書かれてます。
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また、「ノースカロライナ自閉症協会ウェーク郡支部 会報」
(1999.11月 第2巻 3号)に以下のように書かれていたそうです。
「あなたのお子さんを守るための10か条」
1. 知識を高めよう。子供の権利を十分認識しよう。
2. すべてを記録しよう。記録をノートにまとめたり、ファイルしておこう。
3. すべてをメモしておこう。そして、きちんと整理しておこう。
4. すべての問題が重要だと考えなくてもいい。闘う場をしっかり選ぼう。
5. 積極的な態度をとろう。ただし、いかなる場合もけんか腰ではいけない。
6. できる限りすべての集会や会議に出席しよう。
7. いつもユーモアのセンスを忘れずに!
8. 自分のペースを大事にしよう。何事も1日では成し得ない。ゆっくりやろう。
9. 子供の学校やその他の活動の場、地域活動においては活発な態度をとろう。
10. あなたこそがお子さんの最高の擁護者なのです!(自信を持とう!)
posted by kingstone at 16:25|
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特別支援教育や関わり方など
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