「中年ひきこもりクライシス(週刊朝日6/18号)」に出てたひきこもり支援の料金と、おめめどうの直接支援その他の料金を比較してみたいと思います。
もちろん「対象」とかが違ってるから単純に比較できるものではないけどね。
週刊朝日の記事再掲
引用開始
「3年ほど前から、ある団体に息子への訪問をお願いしています。10分間の面会に1000円。100分息子と過ごして、その後、親と話をして、1回12000円です。息子に手紙を1通書いてもらうと、5000円です」
引用終了
これは中年ひきこもりの人への訪問100分と、保護者との面接20分ですね。本人さんに対して何をしているのかなあ・・・訪問してくれる人は「専門性」のある人なんだろうか・・・保護者との面接いうのがあるから「専門性」あり、ということなんだろうな。しかしどんな「専門性」がいるんだろう??
で何か「よきこと」が起こった、起こってる、とは書いてませんね。まあ人が訪ねて来る、ってのはひとつの「よきこと」なのだろうけど。
記事の例だと、そのひきこもりの方は、「自動車を運転して、出かけていく。人に会わなければ、外出はできる」とのことですから外へは出ることができるみたいです。うーん、どんな支援ができるんだろう。
私、身体障害者ホームヘルプ・知的障害者ガイドヘルプ両方やってる事務所から働きに行ったことがあります。行政の外郭団体?資格としてはホームヘルパー2級。でもホームヘルプでもガイドヘルプでもホームヘルパー講習会で習った知識は全然関係なしで(そっちは認知症高齢者に関する知識)肢体不自由特別支援学校で身につけた知識や知的障害特別支援学校で自分で(!)身につけた知識が役に立ったわけですが。
お金はどうだったんだろう。私には時給800円で交通費なしくらいだったと思うのですが。1000円貰える場合もあったかな?
利用される方は「自立支援法」とか使って安く利用できていたはず。
朝日の記事だと2時間12000円払ってるわけですね。かつ外へ出るんじゃなくて家へ来る。ふ〜む、何をしてはるのかな?(非難じゃなくて純粋な疑問)
おめめどうの直接支援だと。
おめめどうの直接支援から。
対象は「自閉症のお子さんをお持ちの保護者」ということになると思います。別に支援者でもいいけど、お金の出どこが無いでしょうね。
で保護者で「いろいろ困ってるよ」という方。もちろんお子さん本人も困ってる。
8時間 費用:5万円 +交通費
本体部分にかかる費用は週刊朝日の記事に出てるのとほぼ一緒ですね。1時間6000円ちょい。週刊朝日の記事のほうは交通費はどうなっているんだろう?
おめめどうの方はsyunさんが来る。syunさんについては
syunさんのこと自閉症やアスペルガー症候群の人自身の選択・決定と社会適応について で少し書いてます。対象のお子さん(あるいは成人)の方は自閉症で強度行動障害と呼ばれる人や特別支援学校や特別支援学級にいる児童・生徒あたりかな。アスペルガー症候群の子の支援をしてる例は見たことが無い。でもアスペルガー症候群の人と楽しく(?)つきあってはいはった。
追記
最近は生活保護とか制度を使った支援に関わってはったので、その中には
アスペルガー症候群や様々な発達障害の人がいた可能性が高いですね。コミ
ュニケーション支援とかとはちょっと違う次元ですが。
で来て何をしはるかと言うと、たぶん本人さんを見、保護者の話を聞き、どう環境を整えるか、またわかってもらうのにはどうしたらいいか、表現してもらうにはどうしたらいいか、を考える。そしてどう考えたらいいかを保護者に伝えてくれる。考え方の部分は「目からウロコ」「びっくり」というのが結構あるかもしれません。TEACCHやおめめどうの考え方を知ってたらそうびっくりしないと思うけど、現実に適用する部分で「へえええ」と思うところは多いと思います。
目の前に材料があればパッパッと設定してしまうだろし、無ければ保護者が後で、ホームセンターとかニトリとかへ行って揃えたり、工作したり、ってこともあるかもしれません。
で、話がついてれば「学校」や「施設」の環境整備も実際に現場に行ってできるでしょう。もちろん移動時間は8時間の中に含まれるでしょうが
で、本人さんが家や学校などで居心地良く過ごせるようになる。
すぐにいろいろ「よきこと」が起こる場合もあるし、だんだんといろいろできてくるようになる、という部分もあるし、なあたりです。
基本的に保護者にはすごく優しくわかりやすく答えてくれはります。学校で教師にもそうなんだけど、もし教師が「わけのわからないこと」を言って反論しつづけたり、変な行動をとったりしたら怒って黙ってしまうかもしれません(^O^)
学校など以外の社会参加も大事にしはるから、ガイドヘルパーさんの利用などについてもいろいろ教えて下さるかも。
まあたぶん「よきこと」は起こりますね。
それで1回8時間で5万円。
場合によってはご近所で折半して午前と午後で来てもらう、なんてのもあるでしょうね。
ちょっと比較で教師を出してみます。
年収500万として、250日子どもと関わるとして、1日2万円が毎日。
退職間際の年収1000万だと1日4万円が毎日。
・・・何も言いません。
週刊朝日の記事の手紙の例。
1通5000円。
おめめどうのハルネットだと。
7月からのハルネット(支援相談メーリングリスト)参加者募集のお知らせ入会金5000円で、3か月12000円。継続する場合、入会金はいりません。
で、もし相談事をすれば確実に返事は来ます。1通2通なんてもんじゃない。それこそ何度でも。
またメーリングリストですから、他の参加者のメールもいっぱい。
まあ、自分に関するメールだけ読んでる分には大丈夫だけど、参加者みんなのを読もうとすると、ネット体力とでもいったものが必要になるかもしれません。ROMオンリーでもいいそうですが。
まあ、おめめどうのあれこれ、コストパフォーマンスがいいんだよ、という話なのですが。
ここに書いてあるのはあくまでも1個人の考え(感想)です(^-^)
行動する時は自己責任にて。