厚生労働省
「平成22年発達障害者支援実地研修事業に係る公募について」 これは「民間施設が講師を呼んで来て研修できる」という助成です。
1.強度行動障害研修
2.成人期支援研修
3.早期支援研修
が対象ですね。
引用開始
<応募資格者>
地域において指導的な役割を担うことができる専門的な人材育成を目指す国内の民間施設で、発達障害に関する専門的知識を有しており、事業者の経理が明確で経営の安定性が確保されていること。
引用終了
が対象ということですから、月の輪学院やすみれ愛育館は応募できない、ということでしょうか。現在専門知識を有していない困っている施設はどうしたらいいのでしょうか。
しかし・・・必要な情報がなんでPDFファイルなんだ。
情報にアクセスしにくい。
そのPDFファイルの中に公募要項があります。
で、講師への謝金があるのですが。
引用開始
研修会講師を依頼する場合
教授級以上または相当者 時間給9,300円
准教授級以上または相当者 時間給7,700円
講師級以上または相当者 時間給5,100円
研修指導を依頼する場合
医師又は相当者 日給14,100円
大学(短大含む)卒業者又は専門技術を有する者及び担当者 日給7,800円
助手 日給6,600円
引用終了
・・・この金額では生活費を別途で確保できている人がボランティアで来るということしか想定していないですね。
例えばハルヤンネさんやsyunさんを呼ぼうと思った時、研修会講師なら2時間10,200円?
研修指導なら1日で7800円?
民間施設も本当にお金が無いんですよね。
厚生労働省もそこらへん考えて支出できるようにすればいいのに。
しかも「強度行動障害の人にどう対応するか」という分野、教授とかの肩書き、あまり意味がないような気がします。それって、いかにいい論文が書けるか、という基準でしかないですよね。
大昔、私の研究会にお医者様を呼んだ時、値切り倒して2時間、謝金3万円、交通費、宿泊費で来て頂きました。大昔ですよ。もちろん「悪いなあ・・・」と思ってました。(お医者様に限らず自営業だったら移動の時間だってお金の問題になってきます)
別途生活費を確保できている人で謝金1万円。
会員の実践発表の場合謝金無し。
なんだかなあ・・・
これが現在、教育委員会だとか特別支援学校だとか言う場合、講演を聞いたり指導を受ける教師がお金を出し合えばいいのに。民間施設よりお給料はかなりいいでしょう。
小さな学校で10人だとしても、5000円ずつ出せば5万円になる。
40人いれば2000円ずつでも8万円。
教育委員会主催で100人集まれば1000円でも10万円になるじゃないですか。
大昔、TEACCHの5日間セミナーに8万円出して行った時、同僚の先生が「それやったら本を8万円分買う」と言って笑ってはりました。この先生は確かに本はたくさん読んでおられました。しかしとんでもない指導をされていましたが。
posted by kingstone at 19:01|
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特別支援教育や関わり方など
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