大昔の話です。
知的障害特別支援学校にいた頃。
保護者に支援グッズ制作会に参加して頂くために自閉症児託児活動「れもん」をしました。
今回は、いつもの研究会に比べれば参加者は少ないのでコーディネートも楽勝、と思っていたらところがどっこい、ひえええみんな夏休みでいろいろと予定が入っていたり、体調を崩されたり・・・(あっ、もちろんそういうのはどんどん言って頂いていろいろ楽しんだり休養して頂かないといけません)
もう直前まで頭がパニック状態でした。
でも突然「ボランティア参加できるようになりました」という方や支援グッズ制作会に来ていた男性に頼んで着替えのところを手伝って頂いたりしたおかげで無事乗り切ることができました。
ふーーありがたかった。
○○さんなんて、「もし手が足りないようだったら」と水着まで用意して来て下さっていたとか。幸、お手をわずらわさずに済みました。
(でもね・・・ほんとはもっとたくさんの方に「託児しますよ」と声を かけられたら、とは思っていたのですが・・・無理でした)
今日のエピソード。
C君。
今日、ボランティア活動自体は3回目くらいのボランティアさん。
C君と過ごすのは初めてです。(初対面の人ね)でもコミュニケーションブックを使って「こそばして」とか「ギュっして」とかいろいろやりとりしてすごく楽しんでいました。そしてC君。やおら「にこにこマーク」を指さして「ぼく楽しいよ」と伝えたとか。
この話を聞いた時、私、鳥肌が立って涙がじわっと来ました。
C君には特には「にこにこマーク」を使う指導はしていません。
ブックにはさんであるだけ、という状態であったと言ってもいいと思います。
もちろん彼が伝えたかったことは「ぼく楽しいよ」なのかどうかは実はまだわかりません。単に「これ指さししたら何が起こるかな?」と指さしただけなのかもしれないのですが・・(彼は、今まで使ったことのないシンボルを「これを指さすとどう相手が応えてくれるかな?」と試すこともあります)
でもボランティアさんもものすごく嬉しそうに私に報告してくれました。私も感動しました。で、それってC君が表現しようという意欲につながっていくのじゃないかな、と思います。
□□君。
プールから上がらないといけない時間があります。
一度上がったのですが、また時間前にプールへ入ろうとします。
でボランティアさんが困ってはったので、先日作ったプールの休憩用イスを撮った写真を見せ、「休憩だよ」とイスのある方向を指さしながら言いました。
すると□□君は、写真を手に取り、イスに座りに行きました。
やっぱり「伝わったな」と嬉しかったですね。
で、ほんと□□君、すごく顔がりりしくなってません??
で悪かったなあ、と思うのはおしっこを2回失敗させちゃったのね。
たぶん何らかのサインは出してくれていたと思うのですが・・・
プールから上がった直後はちゃーーんとトイレに行っておしっこしてましたもん。
最初に失敗した時は更衣室で水着になった時で、私が更衣をさせてたんですね。ちょっと表情がいつもと違うかなあ、とは思ったのですね。
うーーん、伝えてくれていたんとちがうかなあ・・・
posted by kingstone at 14:49|
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