私の関わりのある法人
ksbutton.png omemebuttan.png sowerbuttan.png
※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年04月15日

書類や報告の多さ

 今日、AERAを買いました。

 中の記事に、教師が「報告書が増え、子どもに障害名がつき、個別対応
をせまられ」疲れて、子どもと話す時間もなくなり・・・みたいなことが
書いてありました。

 今はそうなのか。
 報告書・書類の中にはいらないものもずいぶんありそう。
 何の関係もないと思われるかもしれませんが、以下の文を引きたいです。
 中井久夫さんが震災直後を語られたものです。

「1995年1月・神戸」中井久夫編(みすず書房)

(引用開始)
 初期の修羅場を切り抜けおおせる大仕事は、当直医などたまたま病院にい
あわせた者、徒歩で到着できた者の荷にかかってきた。有効なことをなしえ
たものは、すべて、自分でその時点で最良と思う行動を自己の責任において
行ったものであった。初期ばかりではない。このキャンペーンにおいて時々
刻々、最優先事項は変わった。1つの問題を解決すれば、次の問題が見えて
きた。「状況がすべてである」というドゴールの言葉どおりであった。彼ら
は旧陸軍の言葉でいう「独断専行」を行った。おそらく、「何ができるかを
考えてそれをなせ」は災害時の一般原則である。このことによってその先が
見えてくる。たとえ錯誤であっても取り返しのつく錯誤ならばよい。後から
咎められる恐れを抱かせるのは、士気の萎縮を招く効果しかない。現実と相
渉ることはすべて錯誤の連続である。治療がまさにそうではないか。指示を
待った者は何ごともなしえなかった。統制、調整、一元化を要求した者は現
場の足をしばしば引っ張った。「何が必要か」と電話あるいはファックスで
尋ねてくる偉い方々には答えようがなかった。今必要とされているものは、
その人が到達するまでに解決されているかもしれない。そもそも問題が見え
てくれば、半分解決されたようなものである。
(引用終了)

 特別支援教育にしろ、教育にしろ、こんなもんだと思います。

 不必要な書類というのは
「統制、調整、一元化を要求した者は現場の足をしばしば引っ張った」
「「何が必要か」と電話あるいはファックスで尋ねてくる偉い方々には答え
 ようがなかった。」

というのと同じようなもんだと思います。

 もちろん独断専行で日中戦争に引っ張っていった、っていうんじゃ困る
わけですが。

関連発言
IEP 個別の指導計画
年間指導計画 号泣






posted by kingstone at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

叩かれていた子の例3

 大昔の話です。

 特別支援学級担任の頃。

叩かれていた子の例2」の続きです。

 2学期委です。

 私は「要求水準を下げる」「子どもをいっぱいほめる」「子どもにい
っぱい感謝する」「抱っこしたり身体接触もいっぱいする」などを通じ
て、かなりいい手応えを感じていました。

 また、私はたまたま忘れ物を持ってお家に持って行った時に、
「きみもきっとうまくいく」をチェックを入れながら、お母さんと
一緒に読みました。(本当は子どもとも一緒に読むといいのかもし
れないけれど、お子さんはまだそこまで字が読めないので)








 また「のび太・ジャイアン症候群」の「家庭で今すぐできること」の
部分を懇談に来られた時に、一緒に読みました。







(これはずいぶん版が変わっているかもしれません)
※今気づいたけれど、副題がずいぶんあれですね。中古が1円から、って
 ことですから読んでみる価値はあるかも。

 そしていいところをいっぱい見つけてほめてあげて欲しいこと、
要求水準を下げることでやる気をいっぱい見せてくれること、
など伝えていきました。

 先日、友達に嫌な(危険な)ことをしたことが発覚。それを聞いた
お母さんは今までだったら激しく叱責していたところを、まず抱き留めて
(今までよりは)静かに伝えたそう。

 そして、翌日、子どもが膝枕をしに来た時に「こういうことが大切
なんだな」とさせてあげた、とのこと。

 それらのおかげかお子さんもずいぶん落ち着いていました。
 またそれらを報告して下さったお母さんの表情がとてもにこやかで
素敵でした。

 もちろん急には困った行動がすぐに無くなるわけではなく、でも
(あせらないという意味で)大人になるまでには「きっとうまくいく」
ということをお伝えしました。

posted by kingstone at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

叩かれていた子の例2

 大昔の話です。

 特別支援学級担任の頃。

叩かれていた子の例1」の続きです。

 この子のお母さんは困って、そしてちゃんとしつけなければ、という思いの
中で爆発的に叱責したり、時には手が出たり、ということもありました。

 お母さんも「衝動的に行動する時もある」感じがありました。

 おばあちゃんが学校に来たこともあるのですが、いきなり子どもをどついた
(叩くというのではなく、どつくでした)のでびっくりしました。お母さんも
叩かれて育って来たことは容易に想像がつきます。しかしそれは「虐待の連鎖」
とかいう感じではなく、みんな「衝動的に行動する」から、という感じがしま
した。

 お母さん自身、悩んでおられました。

 いろいろなところに相談に行かれたようです。

 で、どこでも「叩いてはいけない」ということは言われたようです。
しかし「こうしたらいいよ」ということは、専門家の方は言ったのかもしれま
せんが、お母さんには伝わらなかったようです。「いったいどうしたらいいの
か」と困っておられました。

 私自身も1学期の終わりの懇談会で
「叩かない方がいいよ」と言ってしまいました。お母さんはその時は納得して
下さったように見えたのですが、クラスを出てすぐその足で校長室へ行き、
「普通学級に転籍します」とカンカンになって主張されました。

 お母さんのつらさを理解できていなかったな、と思います。
 
 とにかく子どもが楽になるように、お母さんが楽になるようにしなきゃなあ、
と思いました。


 
posted by kingstone at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

叩かれていた子の例1

 大昔の話です。

 特別支援学級担任の頃。

 過去logを一部改変しています。


 このお子さん障害は何かわかりませんでした。

 いろいろな障害はあったのですが、知的な面においては主治医は
おらず、また当時は地域のお医者様では診断はできなかったと思い
ます。当時信頼できるところと言えばここくらいしかありませんで
したから。

 特徴としては
「わからない状況になると固まる」
「学力は学年相当は無い」
「衝動的に行動する時もある」
くらいのことは会ってすぐにわかりました。
(公式の書類ではほとんど何もわからない。非公式の前担任からの
 ひきつぎも、あまり役には立ちませんでした)

 担任して2日目か3日目くらいの話です。

 前担任からは「勉強が嫌い」とお聞きしていました。
 保護者も前担任も学年相当の勉強をさせようとやっきになって
いたようです。

 私は、幼児用・低学年用のプリントをレターケースに入れて用意
しておきました。

 自分で「僕勉強する」と言い出して、自分でできるプリントを
どんどん出してきてやりました。「宿題も出して」と要求。

 そしてプリントの丸つけをする私に向かって
「学校って楽しい所やなあ」と言いました。

 それまでの学校生活が想像できて胸がつかれました。

 自閉症のお子さんについても「学校って楽しい所やなあ」
と実感して欲しいなあ、言葉に出せなくても、と強く
思っていました。そしてそれができるのじゃないかなあ、
と思っています。

 自閉症でない子でもです。

 外から見たら、とんでもなく情けない授業展開しか
していないと見えるだろうし、それは事実(笑)なの
ですが、大事なことって何だろう、と強く感じて
いました。

 その辺りの価値観を、相棒と一致できそうなので、
ありがたいです。

関連発言
「光とともに」を講演会の建物の外で売った話
「光とともに」の戸部けいこさんに宛てたメール4

posted by kingstone at 14:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

子ども虐待という第四の発達障害

 こんな本が出てるんですね。

子ども虐待という第四の発達障害 (学研のヒューマンケアブックス)/杉山 登志郎

¥1,785
Amazon.co.jp

 紹介文とカスタマーレビューでだいたいの感じがわかります。
 読みたいけど、買えないな。

関連発言
大阪の知的障害児施設虐待事件について  虐待の背景
虐待についての大昔の話2
虐待についての大昔の話1
posted by kingstone at 12:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4月15日(木曜日)

 おはようございます。

 今日も起動できました。

 曇りです。

posted by kingstone at 09:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする