知的障害児施設で虐待など441件 大阪市が改善指導
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100414/crm1004141912022-n1.htm「社会福祉法人「大阪福祉事業財団」が運営する知的障害児施設「すみれ愛育館」
(大阪市城東区)で、平成17年4月から21年10月までの4年半に、職員
による入所者への身体的虐待や厚生労働省令違反の疑いがある身体拘束など、
計441件の不適切行為が確認され、市が14日発表した。市は3月29日、
同施設に対して改善指導を行った。」
「月の輪学院」とはまた別の施設ですね。
441件の不適切行為というのは何だろう。
「職員への聞き取り調査で確認された身体的虐待は6件。廊下の床に自分の頭を打
ち付けていた入所者の少年の顔を男性職員が殴り、唇を5針縫うけがをさせたほ
か、興奮状態の入所者を制止しようと馬乗りになったり、入浴介助中に洗面器で
頭をたたいたりしていたという。」
こういうことへの私の考えは
「
大阪の知的障害児施設虐待事件続報」
に書いたとおりです。
しかし、入浴介助中に洗面器で頭をたたく、というのは・・・従わせるための
威嚇と暴力が常態化していたのではないか、というこを想像させます。
「
中学部の威嚇と暴力はどうなったのか」の光景が目に浮かびました。
「自傷行為を防ぐため両手を固定する革製拘束帯を就寝時も使用したり」
これは正直なところ悩ましいところがあったりしますが・・・。
「
すみれ愛育館」を見てみました。
「外来・巡回療育相談《大阪市障害児巡回療育相談》」というのもやってはります。
「電話相談:障害児に関する制度・教育・医療・悩みなどについて電話で相談に応
じています。」ということでもあるようです。
「障害児を守る会」という活動も、しているというのか協力しているということです。
具体的に「どんな困り事に」「どんな回答を寄せていたか」を知りたいです。
http://www.sekime-gakuen.net/shisetu_info/aikukan.htmlを見ると
「《 定員 》80名 *現在は18歳以上の方が6割になっています。」
とのことですね。また
「●児童部(就学前・学校在籍児のメンバー)学校(生野養護学校)と協力して
自立への基礎的な力の獲得をめざすとともに、豊かなあそび、生活経験の拡大
などへの取り組みを進める。」
とのことです。生野特別支援学校の現在の校長先生は
http://www.geocities.jp/kintokuren/で助言者をしておられます。このウェブページを見る限りは、他の発表者さんも
助言者さんも平成18年における特別支援教育のいいと思われるところにおられ
ると思うのですが、情報は「すみれ愛育館」に入っていなかったのでしょうか?
もちろん近特連でどういうことが話し合われていたのかは、情報は無いのですが。
しかしTEACCHについての「予算を措置するための科学的根拠」が問われる
ことがあるのですが「上記のような威嚇と暴力をしなくてすむ」という点で削減で
きる予算をどう算出するか、ということを考えないといけないと思います。
関連発言
「
大阪の知的障害児施設虐待事件について 虐待の背景」
posted by kingstone at 19:53|
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特別支援教育や関わり方など
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