私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年04月09日

過去の記事176(REIKOさんにお会いした)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
−−−−−−−−−−−−−−−
 12月29日


REIKOさんにお会いした


※ この2日ほど前にREIKOさんとノブ君がNHK教育の
  「子どもの療育相談」に出られました。それを受けて書いて
  います。
HP 「自閉症ノブの世界
ブログ「ノブと伽羅と、時々REIKO

 みなさん、テレビを見られたのね。
 ふふふ、私は修学旅行の下見の合間を縫ってREIKOさん、ノブ君、ノブ
父さんや2匹のワンちゃんたちにもお会いしてきました。

 いやあ
「昨日のテレビ見た」
「やっぱり六代目笑福亭松鶴ええなあ」
とか言う人に
「何言うてんねん。おまえらテレビでしか見たことないやろ。
 私なんか高座で見て、ついでに楽屋で話もしてんぞ」
と言いたいような気分です。(いやみ(笑))

 番組の方は帰宅後、母に撮っておいてもらったビデオを見ることが
できました。

 司会の方が「(QHWが)すぐに使えたわけじゃないでしょう?」と質問
したのに中邑賢龍先生が「シンボルなどを使うことがつながって」みたいな
ことをおっしゃってました。
  追記
   QHWとはクゥオーター・アワー・ウォッチのことで、次のでき事
  を絵で、それが始まるまでの残り時間を○印が減っていくことで自閉
  症の人に時間の概念をわかってもらうようにする機器です。
   「光とともに」の第2巻第5話にもちらりと出てきます。



 もちろんそれも大きいと思います。

 しかし、もうひとつ大事なことがあるのじゃないかな、と思いました。

 番組の中で一日のスケジュールが、一部は小さなカードで、一部は手書き
で明示してあるホワイトボードがありましたよね。27日には手書きの部分
に「kingstoneさんが来る」というのが書いてました。

 その右側にまる数字を書いたホワイトボードがあったの、わかりました?

 あれは最近は使ってないそうなのですが、「コーヒー券」のための
ホワイトボードだそうです。

 上から数字が5,4,3,2,1と書いてあって、何か(これは聞き損ねた)を
すると大きい数字の上から順番にマグネットをつけて数字を見えなくして
いきます。

 で最後1も消えたら「コーヒー券」が貰えるのだったかな。

 これ、ひょっとしたらコーヒー券だけじゃなくて同じようなことを他
にもやられていたかもしれません。

 で、こういう経験はあのQHWの液晶がだんだん消えていく理解に
結びついていってるのじゃないかなあ、と思いました。

 ああいうテクニカルエイドの使い方にしても、様々な支援技術や
技法についても「どんなことから取り組んでいってて、それが
どのように役にたって最終的に使えるようになったか」というような
とこ、実践するものとしては欲しい情報ですね。

 ほんの30分ほどのおじゃまでしたが、ありがたかったです。

 あっ、もうひとつ印象深かったこと。
「コミュニケーションブックはノブの言葉です。これを人に示すために
 持っているのじゃなくて自分で確認するためなのです」
「最初、担任の先生もノブのコミュニケーションブックを借りてノブに
 伝えていたのですが「人の言葉を借りるのはよくないよね」というこ
 とで、同じシンボルの入った手帳を自分で持たれるようになりました。
 私も持ってます」

 なるほどなあ、でした。
 実はA君たちにカードを持たせるようにしましたけど、こちらから伝
える時、私は彼らのカードを私が指さして伝えていたのね。私自身も
「自分で別に持つ必要性」を感じはじめていたところだったので、気
持ちにぴったり来ました。

 まあお子さんによっては「他人に示す」という使い方をしても
いいと思います。例えばC君なんかは表出の音声言語が無いので
示してもらう必要があります。これも個人個人で個別の対応が
必要な例になるでしょうね。
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追記
 機器の利用に至るまでは、やはりそれ以外の細かい様々な活動
の体験があってのことでした。


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過去の記事175(科学的評価 予算の獲得)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 12月29日


科学的評価 予算の獲得


修学旅行の下見に行きました。
 夜は行政のお医者さんと一緒に漁協がやってるお店というのに行って
安くておいしい魚のなべを食べることができました。

 どちらも家族連れだったのに、私と行政のお医者さんは特別支援教育
おたく的な話題の話ばかりしていましたが・・(もっぱら私の責任)

 で、その時出た話。

 行政改革ってのは「無駄を省こう」というところから出発している。
でそのあおり(?)で「有効なもの」「無効なもの」を分けて「有効な
もの」にお金を出そうという流れになっている。

 しかしここで問題になるのは「有効なもの」と「無効なもの」との
間にある「どちらかよくわからないもの」(あるいは、有効と思われる
けど科学的証明がないもの)で今までお金が出ていたものに対して、そ
のお金を切っていこうということになりかねない点。

 でお金を出してもらい続けようと思うと「有効である」という証明を
しなければならなくなる。これがなかなか難しい。でも公衆衛生現場では
それへ向けての努力が急ピッチで進んでいる。

 だいたいそんなような話だったと思います。

 で教育界は・・・

 上のことは例えば「療法」や「てだて」の有効性の評価、という話
だと思うのですが、確かに基本的な評価がないですよね。

 そう言えば私、昔、発達障害の臨床をやっておられるお医者さんに
「無理矢理口に突っ込んで食べさせた場合とそうでない場合の比較研
究って無いんですか?」と尋ねたことがありますけど、首をひねって
はりました。
−−−−−−−−−−−−−−−
追記
 これってまさに「TEACCH部の憂鬱〜パート1」で、今始まっていること
ですね。

 科学的証明・・・ハコモノや人件費にかける予算も、人がべったり
ついて行動し、パニックを起こしまくる特別支援教育に比べて、TE
ACCH的に取り組んだ方が安上がりだと思っています。また本人や
保護者、その他周囲の人たちがニコニコして暮らせることを、どうや
って数値化すればいいのだろう。




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過去の記事174(TEACCH的取り組みの失敗?)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 12月25日


TEACCH的取り組みの失敗?


 >・「こういうのをTEACCHといって自閉症にベストな指
 > 導なのだ」というお医者様のアドバイスで始めた統一
 > しての対応は指導はこちらが消えて欲しいというこだ
 > わり行動やパニックを定着化するのに役立った。
 >・担任を始め教師の集団が変わってその指導を止め、叱
 > る・なだめる・指示するなどを分けての指導に切り替
 > えたら消失まではしないが格段の減少を示した。

 おお、面白い、面白い。
 他山の石とするためにも是非とも経緯を詳しく教えて頂けたら
ありがたいです。でも書けないかなあ(笑)

 私は前も書きましたように「TEACCHってこういうの」とか言ったらたいてい
はトレーナー級の先生から「それはどっちでもいいの。大事なのはその子個人
に合ってるかどうかなの」と言われます。視覚的支援をしようが構造化を
しようがその方に合っていなければそれはTEACCH的な方法とは言わないはず。

 また「構造化」はするんだけれどもその前に個人に対するアセスメントが
あります。で、やってもうまくいかないこともある。そういう時は「再構造化」
するわけですよね。

情報収集
 ↓
構造化→うまくいく→OKあるいは脱構造化へ(別に脱構造化はあせらない)
 ↓
うまくいかない
 ↓
(情報収集)
 ↓
再構造化→うまくいく→OKあるいは脱構造化へ(別に脱構造化はあせらない)
 ↓
うまくいかない

 というルーチンを繰り返すわけですが・・・

 先日C君の給食指導について「何かいい方法は」ととりあえずの資料を
持って相談した時も「この資料からでは何もわかりません。とにかくC君
のコミュニケーションサンプルをとってみないことには」と言われたのも
情報収集(きちんとしたアセスメントの大切さ)を教えて頂いたもの、と
思っています。

 なるほどなあ・・・TEACCHへの批判をする方の中に○○さんみたいな
経験をされた方もたくさんおられるのかもしれませんね。
−−−−−−−−−−−−−−−
追記
 構造化、構造化、って書いてますけど、要するに「本人にわかりやすく
する」ことです。そして「自発を大事にする」「表現コミュニケーション」
を大事にする、ってのが大事なのだと思います。



posted by kingstone at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事173(特別支援教育担当者の変更 誰にとっての悲劇か)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 12月24日


特別支援教育担当者の変更 誰にとっての悲劇か


 > 学校と企業は違います。とはいえ、学校だって遠からず「相性が悪
 >かった指導者を途中ですばやく変更」するようにはなると思います。
 >それが長期的に見てどうなのかは一人一人違うから結論は出ませんが、
 >「本人・保護者のニーズ」を第一になっていけば当然そうなると思い
 >ます。
 > ただ、その「職場の風土」はこの文面だけでは羨ましいとは思えま
 >せん。数年後にもっと悲劇的な結末を迎える要因があるかもしれない
 >わけですから。

 誰にとって悲劇なのかなあ・・・

 現在つらい目悲しい目にあっている、あるいは当然受けられるサービスが
受けられていない子どもがいるかもしれない・・・特別支援学校や特別支援
学級は、子ども達のための場所なのか、給料を貰う人たちのための職場なの
か・・・本来両立させなけりゃならないのだけど、子どもが置き去りになって
る場合もないかなあ・・・いや知らないけどね。(笑)
−−−−−−−−−−−−−−−
追記
 後年、私はどちらかと言うと「保護者や上司と相性が悪くて変更させられる」
方に回ってしまうわけですが・・・


posted by kingstone at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事172(TEACCHへのいくつかの批判に答えられるか?)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 12月23日


TEACCHへのいくつかの批判に答えられるか?


 私、答えられるかなあ・・・

 >・紹介している人やビデオが、形や言葉の理念は、原典に忠実でありながら、
 > 技術的にハートのない対応にみえるものがある。

 TEACCHのDVDで「親のためのTEACCHプログラム」に出てくるお父さん、ちょっと「問答無用」みたいな感じで指導してはる場面がありますね。また「青年期・成人期のTEACCHプログラム」にはこの会議室でも話題になった支援者が自閉症の人が掃除してる時に本を読んでたり、ロッキングチェァをゆらしながら見てたり、という場面がありました。

 ふむ、ハートねえ・・・私もA君やC君が掃除してる時に腕組みして見てる時もあるなあ・・・ハートねえ。よーわからん。

 「過去の記事170(クリスマスプレゼント C君の意思表出 A君のそうじ)」で泣いてしまった私ですが、「ハートのない対応」と言われたらニコッと笑って「ほー」と言うくらいしかできないな。

 そういや「青年期・・・」のビデオの中でTEACCHのCLLC(居住と就労の包括的なプログラム)のスタッフが「職員を選ぶ時は人柄を重視します。これは教えることはできません」と言ってはったのはめちゃ面白かったですね。

 >・そのため、良い理念がかえって浮いて見え、かっこいいことだけ言っている
 > ように見える。

 あはは、研修の時に理念も言ったら新人さんたちから「それ言わなくていいんじゃないすかあ」と言われたなあ。

 >・地域ぐるみのプログラムという面を逆説的にとり、地域の協力がないと有効で
 > ないとと思われている。

 これについては「そのために地域にいろいろな形で働きかけていくことが必要だと思います」と言いますね。

 >・他の療法を批判する時に、「TEACCHでは」という言い方が多用され、けっこう
 > 鼻につくらしい。

 あははは。言うこともあるなあ。
 おっと・・・「他の療法の批判」は私はほとんどしないと思う・・・
 普通に話している時に「TEACCHではこうやるらしいで」と言うのは言う、ということですね。

 例えば「TEACCHでは、まずGO AWAYカード(これで授業から抜けられる)の使い方を教えるらしいで」とかね。


 >・カタカナ言葉や訳してあっても難解な言葉が多く、誤解を生む。

 できるだけ使わないようにしてたんだけど、「スケジュール」「ワークシステム」とか使いだしたなあ。「構造化」もできるだけ使わないようにしてたけど、最近は使ってるかな。まあ「本人にわかることが大切なんだよ」と言ってますけど。共通理解して使えると便利だからなあ・・

 >・末端の人が持論を通したい時に、「TEACCHではこれが正しいんです。」と頑に
 > 対応し、融通がきかないと思われている。

 こういう対応は私してないと思う。(でもどう思われてるかはわからない)

 >・過剰な構造化が人権侵害にみえる。

 ブースとかかな。これは抵抗がある人が多いかもしんない。でも余計な刺激を無くして本人にその時やることがはっきりさせるためには大事だろうと思っています。で、もし壁が外していけるなら外していけばいいんだし。

 しかし・・・ほとんど反論になんないな(笑)
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追記
 30年以上前の私の大学の図書館、閲覧室の半分は個別のブースでした。

 「GO AWAY カード」(本人から、「ここから出て行きます」と伝えるカード)についてはたぶんそういう意思表示は教えると思うのですが、髭のジャックに聞いた時は「GO AWAY カード?そりゃ何だ?」って感じでした。



posted by kingstone at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事171(TEACCHへの誤解(?) コミュニケーション能力を伸ばす)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 12月23日


TEACCHへの誤解(?) コミュニケーション能力を伸ばす


 > 私は、相手の考えや指導法について詳しく知らないまま非難するのは、やはり誤解
 >だと思います。

 なるほど。まあ、しかしそう言っても相手は「何言うてんねん」で理解して
くれないかもしれませんけど。

 ところで

 > その際にTEACCHについて、話をする機会を与えていただいたところ、
 >ある方から「TEACCHは自閉症児の能力を伸ばそうとしない。絵カード
>などを使うのは、せっかく伸びる可能性のある自閉症児の言語
>コミュニケーション能力をあなた方に伸ばせる力がないからだ。」と徹底的に
>非難されたことがありました。

伝聞に反論するのも変なのですが、ちょっと面白いなあ、と思いましたもので。
 まずこの方が現在も同じことを言うかどうかにたいへん興味があります。

 ここ数年AACの考え方がたいへん広がってきたと感じています。基本的には
「今、コミニュケーションできる手段でコミニュケーションすること。それが
 ひいては音声言語コミニュケーション能力を伸ばすことにもなる。少なくと
 も音声言語コミニュケーション以外のコミニュケーション方法が音声言語コ
 ミニュケーション能力を阻害することは無い」ということになると思うのです。

 で、その方が今も同じことを言うかどうか・・・聞いてみたいなあ。

 また「あなた方に伸ばせる力がないからだ」については・・・

「申し訳ありません。私には力がありません。あなたには力があるのかもしれ
 ません。しかし私には力のない私にでもできる方法を見つけるしかないので
 す。ひょっとするとそれはたくさんの方にできる方法かもしれませんし。す
 みませんねえ」

 と反論じゃなく謝っちゃうかな。


posted by kingstone at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事170(クリスマスプレゼント C君の意思表出 A君のそうじ)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 12月22日


クリスマスプレゼント C君の意思表出


 今日、職員朝集が長引きました。朝集が終わる前にバスが先に着
いてしまいました。

 新人Bさんはバス係なので玄関へ。朝集が終わってから私も玄関に
かけつけました。

 すると新人Bさんが「C君がバスをおりて待っている間にカードで
トイレを教えてくれたんです。それもJ先生に」えーーっと思いました。
トイレのカードは持たせていましたし、トイレにもカードと同じ絵を
貼ったりはしていましたが、まだきちんとした指導はしていませんで
したから。

 朝の掃除をしていると、A君がつかつかとやってきて「むすんで下さい」
と言います。くつひもがとけてました。でむすんであげるとそのまま掃除
をしないで出ていこうとします。思わず「どうしたの?」と尋ねると「カ
ード下さい」と言います。見ると腰にカードのたばを付け忘れてます。

 「あらま、じゃあ取って来てあげるから掃除をしてなさい」と言うと
掃除をしはじめました。

 最近A君もやっと掃除の時のワークシステムがわかり始めたようです。
 タスクアナリシスした行動を(イスをつくえの上に上げる。モップで
ふく。等です)文を書いたカードで示し、それをカード受けのポケット
に入れていきながら掃除をすすめるシステムを使えるようになってきま
した。
(昔はいちいち音声言語と指さしでやらせていました。視覚支援は無し。
 次に試みた画用紙に上から下へ文を書いたワークシステムは撃沈でした)

 それまでは「さぼり」「なまけ」という評価もよくされていました。でも、
ワークシステムが効果を出してくると「もちろん掃除が好きではないかも
しれない。しかしやらないのはわからないからだ」という感じがよく理解
できます。

 なんだかねえ・・・掃除をしながら涙があふれてきました。

 C君のことも、A君のことも、早めのクリスマスプレゼントを貰ったような
気分でした。

(しかし・・・C君の状況を後でJ先生に詳しくうかがうと、まずC君がカード
をいろいろめくって訴えているような感じがしたので、J先生が何?トイレ?
と聞きながらトイレのカードを指さすとC君が強く反応した、ということで
C君がうまく使えたというよりJ先生がうまく感じ取って下さった、という
方が近いようでした)
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追記
 C君は
過去の記事110(選択活動? 意思表出)
過去の記事116(こそばしっこにカードを使うのは? C君の意思表出)
など(他にもいっぱい書き込みはありますが)の「得する体験」の活動を通じ
てカードで意思表出できることを知っていったようです。



posted by kingstone at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事169(どわっ!CDウォークマン)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 12月21日


どわっ!CDウォークマン


 午後に「机」カードを渡すとA君たちは給食の部屋(課題学習をする部屋)
へ行きました。

 午前中に課題学習もやっていたので、今日はワークシステムには「休憩」
カードがありました。でA君はCDウォークマンを聞きます。

 そこまでは良かったのですが、何故かA君はいつも課題学習をし、
CDウォークマンを聞いている給食の部屋から出てホームルーム教室の方へ
ウォークマンを持ったままやって来ました。そこには機械の大好きな
F君が・・・

 F君とA君で取り合いになり、ウォークマンは見事に蓋と本体がバラバラ
になり、廊下に落下しました・・・

 いくら安物とはいえ、悲しい。

 しかし、こんなに簡単にバラバラになるからには簡単にくっつくのでは
といろいろやってみると何とかくっつきました。でも蓋を閉めてもOPENの
表示が。

 それでも何度か開け閉めしたりしてるとうまく動き出しました。
 
 子どもが使っていて壊れたら仕方がないと思っていますが、できれば
壊れない方がありがたいもんなあ。しばらくはもちそうです。A君には
必ず給食の部屋で聞くようにしてもらおう。


posted by kingstone at 17:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事168(職場のレベル  チームのコミュニケーション)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 12月20日


職場のレベル  チームのコミュニケーション


※この発言はある方の「自閉症」をはじめとした「問題行動」を起こす
 人を支援する職場のレベル分けの発言に返信したものです。
 この方の書き込みは「中間管理職講座」とかたいへん面白いものが多
 かったのですが、残念ながら、今ネットでは読めないようです。

【ステージ1:個人の経験とカンだけでノウハウの蓄積も共有もない時代】
【ステージ2:ひとつの成功シナリオがあると信じていた時代】
【ステージ3:学習しつづけるチーム作り重視の時代】

 まわりを見てみて・・・

 我が職場のステージは1.5くらい
 私はまだまだ何も言えていないし・・・他の方に影響を与えるところまでは
いってないし。で同僚からはTEACCHにこり固まってると思われてるだろうな。

我が学年は2.5あたりか。同じ学年の人たちは「TEACCH一途」でなく
結構柔軟にやってることを理解し、意見を言ってくれてると思います。
新人さんたちにはVISUALメッセージライブラリを2冊ほど読んでもら
ったくらいですし。

 で私なんかも「自閉症の子の特徴はこうだから、こうやってみたら」
「この子の場合はこうだから、こうやってみたら」というのを併用する
わけですが、これもステージ2なのかなあ・・・これはTEACCHにこだわって
いるということになるのだろうか。

 やってみてなんぼ、やってみなわからん、を基本にはしていますが。

 子どもの見方にしても「船頭多くして」で苦しむ方もおられるよう。

 それがステージ3になればとりあえず回避されるはず。やり方は
いろいろだけど、「その週、あるいは2週間」の対応はひとつになる
はずだから・・・

 で、やっぱり「何が仕事の成果として素晴らしいものか」は
意思統一しておく必要があるわけだなあ・・・


P.S.1 ところでこのステージが高い、低い、というのも某宗教団体でやってたな。

P.S.2 「決定事項」を書く書式を作りました。印刷してたくさん用意しておこう。

posted by kingstone at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事167(学期末の1日  ほんま「しあわせ」やなあ 視線があった)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 12月19日


学期末の1日  ほんま「しあわせ」やなあ 視線があった


 金曜日はいつもは校外で出ているのですが、学期末で昨日は学校に
いました。2学期後半は特に課題学習の時間が少なくなってしまった
(行事などで)ので金曜日も今度の月曜日も課題学習をしよう、と新
人さんたちと相談しました。

 ところが・・・私が週の前半よれよれで休んだりしてましたが、
新人Aさんが同じ風邪になってお休みでした。実は私も木曜日に調子
悪くて早めに帰っていたので準備ができませんでした。金曜日の朝、
自立課題だけをやることにして職員朝集1時間前から準備してました。

 今回は、「教室に戻る」とうるさかったE君が「鉄道」の本が気に
入ってそれを休憩スペースで静かに読んで休憩できたので私も落ち
ついて指導することができました。

 こちらの体調も悪く準備もきちんとできていなかったので、割と
前からと同じ課題ばかりになったとこもありますが、でもみんな熱
心にやってくれています。飽きて課題をさぼり出すことの多かった
A君も休憩でCD聞きたさにさっさと課題をやっています。

 そうそう朝、新人BさんがBさんのためにパッと作った課題(升目
にドットが1から6まで並んでて同じ数のビーズを入れる)が、
ぴったり合ってニコニコしながらやれてました。ほんと、新しい教
材を考えるのは彼女たちのほうがいいアイデアが出ます。(私は時
間に追われるとすぐにフリーズする・・・)

 1人対4人で、いろいろトラブルがあったり、指導を入れながら
でも十分対応できました。(NEW SKILLの指導を欲張らなかったから
ですが・・・二人だとNEW SKILLの方もできる)

 午後は「みんなで運動場に遊びに行こうか」と言ってました。
 でもBさんが熱心にパズルをやってるので、じゃあA君、C君、E君
を連れて3人だけ運動場で遊ぼうかと教室を出るとA君は「中島みゆき」
と言うし、E君は「鉄道の本が読みたい」という意思表示をするしで、
結局勉強部屋で過ごすことにしました。

 C君はプリントをやりたそう。でやらせてあげました。

 で私は別の方を向いている時に「プリントをしたい」ということが
伝えられるようにしようと思いました。どうするかと思っていると、
まずプリントの○つけをするためのサインペンを私の手に握らせます。
はは、これは今まで「プリントの写真」を手に握らせるとプリントを
させてもらえたからですね。

 そこで私の肩をトントンすること、そして次に腰のカードの中の
「プリント」カードを示すこと、C君の手をとって教えました。

 何度かやってるとサインペンを握らせても私が反応しないのがわ
かって、肩をトントンするようになりました。で、その時C君の方を
見るとしっかり私を見ています。(嬉しいっす>○○さん)でそれ
からカードの中から「プリント」カードを示してくれるようになり
ました。

 15枚くらいやったんじゃなかろうか・・・

 でもポカポカする教室の中で、E君は静かに鉄道の本を読み、時々私の
方を見てニコッとし、A君はカーテンの影でCDを聞き、C君は時々私の肩を
トントンしながらプリントをする。なんて言うか・・・ほんま「しあわせ」
やなあ、みたいなことを思っていました。
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追記
 後で気がついたのですが、「選択活動」やってるわけですね。本人が
選んだことをする。学校ってなかなか「選択活動」のチャンスが無い、
と悩んでいましたけど。

posted by kingstone at 16:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事166(従わないぞ2)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 12月19日


従わないぞ2


 >kingstoneさんの発言を読んで、思わず笑ってしまいました。もしかして、遊ばれて
 >るんじゃないですか(^^)。というのは、冗談です。

 いやほんま。遊ばれているのかもしれません(ニコ)

 ちなみに「帰りの会」に誘うのも、最近は写真を見せたらすぐ来てくれますよ、
と新人Bさんから報告がありました。朝の会もBB弾(モデルガンの弾)とかがなけ
りゃ、ほぼ見せたらすぐに動いてくれます。

 3回目、というのも何かありそう。

 でも・・・もう書いたこともあるかもしれませんが、彼女は「わがまま」
「がんこ」と言われることが多かったような気がします。しかし、今の
取り組みを続けていて、何か「違うんじゃない」という気がします。

 「仕返し」は・・・これはするでしょう。私たちの仕返しと厳密に同じか
どうかはわかりませんけど、少なくとも「仕返し」と見える行動をとること
はあると思います。A君のE君をついたり、ひっかいたり、というのも仕返し
と思えます。(時間差があるのでわかりにくいですが)

 ところで、○○さんの「動かない人」を読んでると、○○さんが
書かないでおこうと思ってる(?)ことも読みとれるし、たぶん私の
書き込みもそうなんだろうな、と思うとちょっとこわかったり
します(アセ)

 でもすごく参考になるので、新人Aさんや新人Bさんにかいつまんで
話をしておきました。

posted by kingstone at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

自閉症の人への虐待 「光とともに」の場合

「光とともに」では 第1巻 誕生・幼児編 第2話 で、
幸子さんが光君を叩いてしまうシーンが出てきます。

 すでに「自閉症」の診断は受けているけれど、まだ対応は
知らず、夫からも無理解な言葉を聞いた時です。

 この後、幸子さんは理解を深め、対応を知り、叩かなくて
も良くなって、明るく楽しい生活をしていきます。



posted by kingstone at 14:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

自閉症の人への虐待を避けるために

大阪の知的障害児施設虐待事件について  虐待の背景」に

「「月の輪学院」は「知的障害者のための(含む被虐待児)」の施設です。
 職員さんや施設長、理事長さん、みんな愛情豊かないい人なのだろう
 とは思います。しかし、この仕事をするためには、障害への理解、対応へ
 の知識が不可欠です。」

 と書きました。

大阪の知的障害児施設虐待事件続報」では

「と施設側は言っているわけですが、ふーむ、施設の中で居心地よくする工夫
 はされていたのか?またスケジュールを明示し、スケジュールの変更を伝え
 ることはしていたのか?普段、スケジュールが必要無いと思えた人でも、変
 更の時こそ必要になることがあります。それは「必要無い」と思えた普段か
 らやっておかないとわからないことです。」

と書きました。

 具体的な方法はもちろん個別に変わってきます。「個人の理解」ですね。
 しかし自閉症の人であるなら「障害への理解」と「何らかの対応」も必要に
なるのは確実です。

 施設や学校の方が「こちら側の文化」しかわかってない場合、いくら愛情が
あってもそれは即、虐待につながっていきます。

 それを避けようという例が

おめめどうグッズの活用1

です。

「「スケジュールなんて」と言っていた指導員さんが壁に掛けてくださったそう
 です」

となるわけですね。で

このスケは、ないやろ!!!

という、話ですねん

となり

身近な数人

という感慨になっていくわけです。

 まだ「今」でも、特別支援学校、特別支援学級、施設でも「障害への理解」
「対応への知識」そして「個人への理解」は常識とはなっていないようです。

 繰り返しますが、周囲の人の愛情は疑っていません。
 愛情があるにもかかわらず「知識や理解が無い」と虐待になってしまうの
です。まだまだ「わかった人」から伝えていくことが必要なようです。















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大阪の知的障害児施設虐待事件について  虐待の背景

大阪の知的障害児施設虐待事件続報」からまたいろいろ調べてみました。


「月の輪学院」は

平成15年度 日社済助成金交付団体 「施設・団体計65件/助成額合計
1,171万円」 (金額単位:千円)
http://www.nisshasai.jp/fukusijyoseijigyo/siendantaiH-15.html


「軽中度児童(被虐待児を含む)の地域移行支援研究」月の輪学院(大阪府)
ということで20万円の助成を受けています。

 報告書が出ていないか検索をかけてみましたが、見つかりませんでした。


「軽中度児童(被虐待児を含む)の地域移行支援研究」で検索をかけると
報告書は見あたりませんが

「発達障害の理解と対応」PDF がヒットしました。

あいち小児保健医療総合センター
杉山登志郎
2005年10月5日作成

 まず障害の種類、障害の説明、障害への対応があってから

「あいち小児センターにおける子ども虐待治療の現状」
に入っていきます。

 この流れが非常に重要と思います。
 「障害への理解」「障害への対応」がなければ「診断」だけされても
困りますから。

「あいち小児センターで診療を行った子ども 虐待の症例
 2001.11〜2005.3」

は児童389名、親64名に診療を行っています。
親も診療を行ったということは、親にも何らかの障害があったということと
思います。

「子ども虐待症例に見られた問題」

は母集団が389名になっていますから、児童だけについて見たものでしょう。

      [診断]   [人数][パーセント]
    広汎性発達障害  100  26
  注意欠陥多動性障害※  88  23
    反応性愛着障害  193  50
      解離性障害  125  32
心的外傷後ストレス障害  125  32
    行為障害(非行) 116  30
      ※虐待系の多動性行動障害を含む

 パーセントの合計は100を超えますから、重複して診断名を
つけていますね。

 この数字は私の実感に合います。

虐待についての大昔の話2

の研究会で

「I助教授からは「今やっと、虐待によって子どもがこういう行動を
 取る、というパラダイムになってきているのに、子どもが悪いから虐待
 されるという古いパラダイムを持ち出してはいけない」とのコメントでした。」

というのは、やはりもう(法律を作るための)めちゃくちゃ政治的な発言
であったということでしょう。

 だいたい「障害」は「悪い」ものではありません。
 ただ「そうであるだけ」なものです。

 この時発表されたDr.は基本的には「障害は虐待によって起こる」
という発言をされていたけど、実感だったのかなあ。それともあれも
やはり「政治的発言」だったのか?

 もちろん杉山さんも注意欠陥多動性障害について「虐待系の多動性
行動障害を含む」と書いておれれますが、ってことは広汎性発達障害
(自閉症)と1部の注意欠陥多動性障害はもともとあるものと考えて
おられるわけです。


 障害について理解がない時には「自主研修会」のようなことが起こり
ます。ここに出てくる先生は本当に高潔と言っていい先生でした。そし
て中学部のリーダーでした。また「障害なんて言ってはいけない。みん
な人間なのだから」という考えをお持ちでした。その先生でも自閉症の
生徒を強く蹴飛ばす、ということが起こってしまうのです。

「月の輪学院」は「知的障害者のための(含む被虐待児)」の施設です。
 職員さんや施設長、理事長さん、みんな愛情豊かないい人なのだろう
とは思います。しかし、この仕事をするためには、障害への理解、対応へ
の知識が不可欠です。

「軽中度児童(被虐待児を含む)の地域移行支援」
のためにも「障害の理解」「対応への知識」が必要なはず。




posted by kingstone at 08:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4月9日(金曜日)

 おはようございます。

 今日も起動できました。

 まだ薄暗いです。
posted by kingstone at 05:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ネット・パソコン・携帯など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする