私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年04月08日

大阪の知的障害児施設虐待事件続報

入所児童に体罰や性的虐待 大阪府、2施設に指導」の続報です。


知的障害児施設で虐待「体罰が当たり前だと思った」

「問題があった施設は寝屋川市の「月の輪学院」。」

 朝日の記事には無かった施設名が出ています。

 直接の情報を取れるような場所はリンクが切れてますね。

「施設で研修中だった学生が虐待を見つけ、所属の大学を通じ、府に通報があった。」

 朝日の記事では

「実習をした短大生が指導教授を通じ、府中央子ども家庭センター(寝屋川市)
 に「施設職員が子どもをたたくなど体罰をしている」と通報。」

と出ています。どっちみち月の輪学院側では、簡単に特定できることでしょう
からもう学校の名前も報道したらいいのに。そしてそこの学校の学生は多くの
施設で積極的に雇うようにしたらいいのに、と思います。まともな感覚を持っ
た学生であり教授なのですから。

「入所する5−22歳の21人に13人の職員が」

 これだけ見るとすごく手厚いですね。どういう形態の施設なのだろう。
 ショートステイとかあるので、入所型施設でひとときの人数は手薄になるの
だろうか?それでも21人に対し、4人はいるのじゃないか?夜など1人とか
2人とかになるのかな?

「馬乗りになったり、たたいたりする体罰を確認。パニック症状を起こした際
 などに、体の一部を引きずったり馬乗りになったりする体罰もあったが、け
 がをした入所者はいなかったという。」

 パニックを止めるためにやったと言いたいのか。
 パニックにならない工夫がまず必要なのだけど、それをやっていたのか?
 「引きずって」収まることはありえないと思いますね。安全な場所に連れて
行こうとした?うーん。
 「馬のり」も?
 場合によっては「抱きとめる」というのだったらあるかもしれない。

「昨年夏から秋にかけ、流行した新型インフルエンザの影響で、感染防止のた
 め児童らが外出できなくなり「施設内に閉塞(へいそく)感があったのも原
 因」」

と施設側は言っているわけですが、ふーむ、施設の中で居心地よくする工夫
はされていたのか?またスケジュールを明示し、スケジュールの変更を伝え
ることはしていたのか?普段、スケジュールが必要無いと思えた人でも、変
更の時こそ必要になることがあります。それは「必要無い」と思えた普段か
らやっておかないとわからないことです。

「石井芳明施設長は「隣の子のおかずを取り上げた子に対して手の甲をたた
 くことは虐待だと思っていなかった。認識が甘く、子供たちに対し深く反
 省している」と述べた。」

 施設長さんの書いたものとかは見つかりません。

 どう反省しているのか?

 まず「隣の子のおかずを取り上げる」ということがあるなら「距離を離す」
「壁を作る」「別室で食事を取る」という対策がすぐに浮かびます。
 非人間的と言われるかなあ。しかし取りあえずの対策としてはこれらです
ね。

 また長期的に「自分のもの」「他人のもの」を区別することができるように
するためには、他の日常生活で持ち物に自分のシンボルがつき、他人のものに
は他人のシンボルがつき、という状態で「自分は自分のものを使う」というこ
とを意識してもらって習慣をつけていく、という方法が取れるかもしれない。

 そうすれば、自分のおぼんに自分のシンボルがあり、他人のおぼんに他人の
シンボルがある、という状態で見分けがついていくかもしれない。もちろん、
やってみないとわかりませんが。

 でも、「叩く」以外に、すぐにそのくらいのアイデアは思いつく、というこ
とです。ほんと、やってみないとわからないし、時間はかかるでしょうが。

「虐待などをテーマに研修活動を行う「エンパワメント・センター」の森田ゆ
 り代表は「施設内で虐待や体罰が起こるのは、職員数に余裕がないことと、
 職員への研修が十分でないことが原因。力で押さえ込んでは効果がなく、そ
 れ以外の方法を学ぶ姿勢が大切だ」と話している。」

 それ以外の方法ですが、「心のもちよう」だけではだめでしょうね。
 「パニックを起こす」という点から見て自閉症の方が多数おられるようです。
 そこから出発しないと。



大阪の障害児施設で、職員が日常的に児童虐待

 こちらでは

「パニック症状になった児童の顔を平手でたたいたり、動かない児童を力ずく
 で立たせたりしていた。」

とありますね。平手でたたく・・・上にも書いたけど、そもそもパニックをし
なくていい環境を作らないといけないし、そしてもちろんパニックの原因が単
一ではなく複合しているかもしれないから、あれこれ探る必要があります。

 それでももし起こってしまったら、安全な環境でしかもできるだけ離れて、
「見ない」ようにして見守る、ということをしますね。できれば、ですけど。
しかし少なくとも、平手打ち、はしません。

 「動かない児童を力ずくで立たせたり」

 これをやってると結局動かない人を作ってしまいます。
 なぜ動かないのか。本人のやりたい活動があるのか。本人に選択してもら
っているのか。それをちゃんと伝えているのか。そこを改善しない限り、ま
すます事態は悪くなります。

「府の調査に対し、職員らは「そういう方法が当たり前だという認識だった」
 と話したという。」

ということだったんでしょう。

 そういう人を育てていたのが、どういう研修体制だったのか?
 どういう人を講師に呼んでいたのか?

「施設を運営する社会福祉法人の永島剛理事長」

平成2年2月定例会福祉保健常任委員会
を読んで見ると、公務員の天下りかな。
同姓同名の別人の可能性もありますが。
ご本人だとすると、「制度」には強いけれど障害のある人にどう対応したら
いいか、ということはご存知なくてもしかたないのかもしれません。

 なら「わかる人」を呼んで来るのが責任というものとは思います。



 でもほんと、短大の学生と教授はえらかったと思います。

 過去の私の周囲の内地留学生は、たぶん教授に報告していないし、教授は
報告を受けていたら、対策を取っただろうか?

大阪の知的障害児施設(月の輪学院)虐待事件続報




posted by kingstone at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ぼくはうみがみたくなりました

「ぼくはうみがみたくなりました」

 全国で上映されていますね。
 1回の自主上映会だったり、2週間のロードショー(!)だったり。

原作のレインボーおやじさんのブログ「おさんぽいってもいいよぉ。(^-^)

 原作を読んで泣きました。
 レインボーおやじさんからは
「kingstoneさんは泣き虫だから、kingstoneさんを泣かしてもなあ・・・」
というお言葉を頂きました(^-^)/

原作はこちら

映画の公式ホームページはこちら

 で、制作の時には私もカンパをしようと思いました。
 しかし退職をしてお金の見通しがたたない状態。
 よし、ここで株で儲けてからカンパしようと思いました。

 大損害をこうむりました(^_^;)

 というわけでカンパできなかったです。
 ごめんなさい>レインボーおやじさん

posted by kingstone at 15:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事165(従わないぞ  ドライブされた行動?)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
−−−−−−−−−−−−−−−
 12月17日


従わないぞ  ドライブされた行動?


 TEACCHの副作用としてカードなどで絵や写真を使ってやりとりしようとした
時に「視覚によってドライブされる(強制的に動かされる?)行動」が出て
しまう、という話があります。TEACCHの副作用というより、絵や写真を使う
時に気をつけること、ということかもしれません。

 例えば「今度遊園地へ行くよ」とジェットコースターの写真を見せたら、
本人はそういうの大嫌いなのに「乗らなければならない」と泣きながら乗る
みたいな・・・

 今日の朝の会でのBさん。BB弾(モデルガンの弾)をどこかで見つけて持
っていました。もうこれを見つけるとそれこそ「拾わずにはいられない」と
いう感じで拾い、じっと見ています。吸い付けられるという感じです。

 朝の会の呼名の時、困って私、取り上げてしまいました。(これがだいたい
悪い対応か・・・)

 で朝の呼名をした後、朝の会で出席した時に貼る写真を本人に渡すと・・
Bさん怒って後ろに放り投げます。こわーー。私、黙って拾ってまた渡します。
また放り投げる・・・

 また黙って渡すと今度はニコッと笑って黒板に貼りに行きました。
 で、貼り終わるとまた満足げにニコッ。

 これはドライブされた行動というべきなのか、ドライブされなかった行動
というべきなのか。でもまあ・・・「ほんまにこの子は!」なんて叱る気には
なんないし、その点はいいかな、と思います。

 そういやBさん、今新人Bさんがいろいろ写真を使って「次の行動は何」と
いうのを知らせようとしています。こないだパズルをやってたんだけど、
「帰りの会」の時間が来てしまいました。

 で「帰りの会」の写真を渡すとやっぱり放り投げてたな。で2回投げて
3回目でニコッと笑って帰りの会のイスに座りに来ました。

 私なんか、Bさんが「へへんだ。そう簡単には従わないぞ」と主張してる
ようで、「なかなかいいじゃん」と思っているのですが。だから今度は
Bさんから「私ゃこうしたいの」と伝えられる場面を作りたいわけですけど。

posted by kingstone at 14:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事164(給食指導その後3  大問題発生)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 12月17日


給食指導その後3  大問題発生



 > うーーん、嫌なら残してもいいんだよ、ということは伝えたいし「のこします」
 >カードを示せば飲まなくてもいい、という対応をするつもりでしたが・・・

 大問題発生・・・・

 C君は「のこします」カードを「食べます」のつもりで指さすところがある
のじゃないか。はたまた「意味無く」指さしていないか・・・

 うーーーん・・・・

 うーーん、表情だけからではとってもわかりにくい・・・・

 まあ「半分」をしっかり身につけてもらって、そいつでやりとりしながら
様子を見るか。




posted by kingstone at 14:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事163(TEACCHへの誤解というか何というか)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 12月16日


TEACCHへの誤解というか何というか


 ○○さん、こんにちは。

 >いえ、笑ってもらいたくて書きました(;^_^A

 もちろん笑ってました(ニコ)
 あっ、すんません。信仰のある方を笑ってるつもりはないのです。
 私自身にも前発言とおり信仰はありますし。(ってこれがまた問題発言
だったり・・・)

 今日、私に「何でTEACCHなんかやるの?(そんなのやめといた方がいい)」
と聞く方に、なんかいろんな人からすごく偏見のある話を聞いてなあい、と
尋ねてみました。そしたら「いんや、昔「TEACCHをやってる」と主張する人
の指導のもとで、例えばある教材だけにものすごく固執する子が育ってたり
したから警戒している」とのことでした。

 しかし・・・私の近所でそういうことをやってる方がいたらいろんな筋
から情報が入ってきそうなもんです。私の情報網は偏ってはいるけれどデ
ィープです。でも少なくとも私は聞いたことが無い。それってその人が
「TEACCHをやってるつもり」なだけではないのか・・・。

 まあ自分で「○○法をやってます」とかいう類のものはそれだけでは
あんまり信じることができない、というのはいつも思っています。

 で、だいたいまじな話になれば私はTEACCHなんかやってないですよね。
あれは包括的なプログラムだし、私はそこにあるほんの少しの部分を参考
にさせてもらっているだけだし、うまくいってるのもあれば、全然うまく
いってないのもあるし。

 で、私が「これがTEACCH的なやり方かな」と思って会なんかで話をする
とたいていはトレーナークラスの方に「ちゃうよ。そこはどーでもいいの。
とにかく個人に合わせるの」という話になるしね。

 今日も前述の人に「私がやってるのはTEACCHなんかじゃない」と言ったら
「でも、みーんなkingstoneさんはTEACCHをやってると思ってるよ」と
言われました。「みーんな」っていったい誰やねん。「なぜ人は他人の足を
引っぱるか」によると「みーんな」とは3人だ、とのことですが。

 もちろん私はTEACCHを引き合いに出して話をするし、そういうふうに
できたら、と話はするんだけど・・・誤解と言うか・・誤解と言い切れない
んだけどね。

 ふーー、○○さんの発言のレスからとりとめのない話になって
しまいました。今日は朝から出勤してましたが、一日中酔っぱらった
ような気分でした。で、宴会を欠席してしまった・・・。

 そだ○○さんの発言に少しだけ戻れば、この2学期、子どもたちの
笑顔がめちゃ増えたのがとても嬉しいです。

 今日の発言はこれだけにしとこ。

 また○○さんに太田のステージについて、というかそこからスタート
しての授業の持っていき方なんか質問したいと思いますけど、その前に
私が勉強しないとなあ。


posted by kingstone at 14:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事162(宗教との共通点2)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 12月16日


宗教との共通点2



 いやあ・・・笑ってはいかんのか・・・

 しかし・・・実のところ私自身の感覚としてはTEACCH教を信じている、
という感じはあまりないのですけどね。

 私にとってロジャースやユングになると「信じてます」という感じに
なるのだけど。でもって私の活動は、それらの統合としてある、矛盾して
いない、と思っています。あっ、ついでにフランクルも入れておこう。
(って書くとフランクルを好きな人に怒られるかな・・・でもほんと
「それでも人生にイエスと言う」で私は勇気づけられました)

それでも人生にイエスと言う/V.E. フランクル

¥1,785
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 ところで

 > ・悩める人が入信する

 みんな悩んでないのかなあ・・・。

 > ・教祖様と直接お話しする機会はなかなか無い

 太田昌孝先生と隣同士で座っていたのに話しかけなかったのは返すがえ
すも残念。






posted by kingstone at 14:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事161(統一された対応か、職員一人一人の個性に任せた対応か2)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 12月15日


統一された対応か、職員一人一人の個性に任せた対応か2


※これは12月9日の「統一された対応か、職員一人一人の個性に任せた対応か
 の議論がまだ続いていたわけです。


 ○○さんと△△さんの話は何か次元(高いとか低いとか言う
のじゃなく)というか、軸というか、そこらへんが違っていると思って
いました。

 ○○さんの#4649は
 「問題があった」「対応方法が違っていた」そこで「情報収集をした」
「話し合って解決法を具体的に考えてみた」「やってみた」「うまくいった」
(結果的に対応方法は一致した)という例ですね。

 △△さんの主張は「その先生の個性に合ったやり方が一番」

 これって別に対立する意見じゃなく両立する意見ですね。

 で学校で「情報収集」「解決法の具体的話し合い」「やってみる」
そしてうまくいかなかった時にさらにこのルーチンを繰り返す体制が
とられているかどうか、ですね。

 昨年度の私の学年は話し合いをすることすらできませんでした。
 他人が担任している児童のことは口を挟むな、と言われて。

 また解決の方向をどの方向に持って行くのか・・・

「今までの学校文化に適合させる」のか「その子の文化を大事にする」のか。
はたまた「卒業後を見据えているのか」

 で・・・この卒業後を見据えると言うのだって「卒業までに何とかこれが
できるようにしないとと思って怒鳴りまくりました」と言う教師だって
いるわけで。

 「専門性」・・・・私、知的障害養護学校勤務2年半にして同僚から
「kingstoneさんは専門があっていいな」と言われました。でも上記の
「卒業までに・・・」を言った同僚に「そら間違うてるで」とはよう
言わんかった。外部の専門家が欲しいです。

 私などが問題にしたいのは個性ではなく専門性の問題かも。専門性が
あり、その上で個性的なのはなんぼあってもいいわけで。

 そう言えば、先日うちの学校に研修の講師に来られた先生に「偏食のある子
への対応」について質問が出ました。講師の先生は「基本的には偏食指導と
いうことは考えない方がいいくらいではないか。やるとしても1年とか2年とか
もっととか長い期間を考えて指導するのがいいと思います」と答えてはりました。

 私が同じことを学内で言っても受け入れられないと思います。でも外部講師が
言えば「なるほど」と思って下さる。

 今、○○さんの「中間管理職養成講座」(96年1月15日FEDHAN8番にて開講)
のログをあらためて読みました。すでにここに書かれている、ということを
感じました。

 >ちょっと、事実を脚色しすぎたきらいもありますが、私にはこんな経験が多いで
 >す。フォーマルな会議での話し合いも大切ですし、ちょっとした合間に無駄話の
 >ように具体的な対応について職員間で情報交換するのも大切です。でも、こんな
 >「ステップとチェアー」のような具体的な話し合いをしない職場が本当に多いで
 >すね。障害に対する理解や考え方も大切ですけど、少なくともその倍以上は、自
 >分のしている援助行動や教授行動をありふれたことばで話し合って欲しいですよ
 >ね。

 ひょっとすると、私の学年は今、レベル2になってるかな・・・
(このレベルというのは中間管理職養成講座で出てきた職場のレベル分け)

 トラブルはいろいろ起こってくれますけど、取り合えず話し合って対応方法
を検討し、できる限り対応を一致させる努力はしています。ここ2か月程です
けど。おっとっと「決定事項」を書く書式が決まっていない、という点では
まだレベル2には行っていないか。

 ちなみに今の私は完全に中間管理職のポジションです。
(制度上は違いますけど。制度上の中間管理職は教頭になってしまう)


posted by kingstone at 14:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事160(視覚支援メガネ説  宗教との共通点)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 12月15日


視覚支援メガネ説  宗教との共通点


 > こう考えると、自閉症児がビジュアルな方法で環境を認知することは、私にと
 >ってのメガネみたいなもんです。本質的には「健常者」といっしょ。

 これね・・・そういう言説はよく聞いていましたが、自分では「ちょっと
ちゃうんちゃう??」みたいに思っていました。どう言ったらいいのだろう、
メガネは日常的で例えばカードで移動なんて非日常的??

 でも、やり始めると、例えばBさんにこちらの意図がすっと伝わったりする、
それは例えば私がメガネをつけてないと世の中がぼんやりとしか見えていない
のがメガネをかけると世界がくっきりとした輪郭をもって意味あるものとして
浮かび上がってくる、それと同じじゃないか、というのが実感として理解でき
はじめました。

 でも、ほんと、自分でやってみないことには実感できないのですよね・・・

 ところで・・・こっからはゴミです。

 まあ今私はTEACCHのやり方に「こってる」と言っていいと思うのですね。
 で、TEACCHに限らずどんな「○○法」でも外部の方から「宗教やな」と
言われることがある。で、それって無理ないかな、と思うところがあり
ます。

 TEACCHで考えると私の場合

 TEACCHはいいと思っている。(信仰告白)
 広めたいと思っている。(布教・伝道ですわな)
 で広める時に
 「ええ本あるで」(これはたくさんある)
 「ええビデオあるで」(朝日厚生文化事業団のビデオね)
 「ええセミナーあるで」(朝日厚生文化事業団やTEACCH研のセミナーね)
 「こんな会もあるで」(大阪や京都の自閉症協会のやってる会や研究科)
 極めつけは
 「やってみなわからへんで」

 あはは宗教の勧誘と一緒や。

 もちろん私は「宗教」を悪いものと思ってはいませんし、それでいいと
思っています。それによって毛嫌いする方に対しては「そーやなあ、宗教
と一緒のとこもあるかなあ」と答えるしかないかな、と思っています。

 まあ布教はそれほど激しくはやってないつもりですが。


posted by kingstone at 14:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事159(校長の役割  指導主事の役割)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 12月15日


校長の役割  指導主事の役割


 > このへんは私は微妙に違う認識を持っています。やっぱり、校長の存在って大
 >きいです。良い校長が来ると学校全体が活性化して、研究(研修)もイイ線行き
 >ます。イマイチの管理職が来ると、学校全体が沈滞します。当然研究も沈滞しま
 >す。少ない経験から言って、「どんな校長が来るか」は、その学校の全体的なレ
 >ベルを左右すると考えています。

 それはその通りですね。

 私が肢体不自由特別支援学校で機器利用について推進できたのは、「行政
に失礼の無いように」ということしか頭にない方から、訪問者を案内して私
の授業を見にきたら私の意図以上に(!)「この授業はこういうことをねら
ってこうやってるんです」と説明するような校長に変わったからです。

 結局、どのポジションにも「人」が必要、ということでしょう。

 まあ選挙と同じで「なりたい人よりさせたい人」ってのがあるわな。
 もちろん○○さんなんかは「させたい人」だと思います。
 ただ・・・年若くしてそっちへ引き抜かれてしまう(しかも本人の希望とは
また別・・)友人もいて、もったいないなあ、という思いもあったもので。

 うん、でもほんと、どの場でも「人」が必要なんですよ。

 あっ、それから「管理職」というのじゃなくて、相談にのってくれる専門家
も絶対必要ですよね。これ「主事」さんがその任にあたってくれるはず・・・

posted by kingstone at 13:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ファイト!




ファイト!
闘う君の唄を
闘わない奴らが笑うだろう


もう今は私は闘っていませんが

posted by kingstone at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

入学式の思い出 心の杖

 大昔の話です。

 もう、うつでへろへろになっていた頃。

 ある自閉症のお子さんの入学式で。
 診断はありのお子さん。

 彼は本来、人混みは苦手そうでした。
 入学式も出られるかどうかわかりません。

 お母さんは「自閉症」についてだとか、「自閉症の人への対応」に
ついては周囲から教えてもらった形跡はありませんでした。

 入学式の朝、お二人に会うのは2回目でした。

 彼は図鑑が大好きでずっと持っていました。

 お母さんからは「式の時、この図鑑を持たせないようにして欲しい」
という要望が出ました。

 私は
「あの図鑑はこの子の心の杖だから持たせたままでいきましょう」
と提案し、お母さんの同意を得ました。
 たぶん簡単な見てわかるスケジュールも渡したはず。

 参加できました。
 特に嫌そうな表情もありませんでした。


 こんなふうにやっていたのですが、私はへろへろになり、仕事も休む
ようになっていきました。
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追記
 この「心の杖」というのはNIFTY-Serbeの障害児教育フォーラムで学んだ
言葉です。



posted by kingstone at 10:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

虐待についての大昔の話2

大昔の話です。

虐待についての大昔の話1」からまもなくの話です。
仮名のアルファベットは他のエントリーとはリンクしていません。
このエントリーのみのものです。
−−−−−−−−−−−−−−−

 今日は久々にボランティア活動なし。
(やってるかもしれないんだけど)ってことでゆっくり起きて、
息子が本屋さんに行きたいというのにつきあって、昼からは、
被虐待児のための研究会に行ってきました。


 えっと、この会の参加者は、養護施設の職員さん、
心理療法士(臨床心理士?)、研究者や実践家、そして少数の教師
というところが参加者かな。子ども家庭センターの職員さんも来てた
かも。

 まずは、2泊3日のキャンプの報告。
 対象児は養護施設の児童、ってことは虐待され
た体験のあるお子さんが多い。子どもは20人の参加。そのわりに
はスタッフが多くてうらやましいなあ。

 A大学のB先生やその他大学の先生がたが強く関わってる
みたいで、A大やその他の大学の院生や学生さんがたくさん参加
している。うらやましい(笑)

 あと養護施設の職員さんね。

 事前研修もめちゃめちゃ充実してる。

 昨年は、集団活動があったり、スタッフの職種間の無理解があっ
たりとかあったんだけど、今年は子どもに活動を選択させたり、事
前研修があったりで、こどもたちも安定し、スタッフも多職種だか
らいい、というというふうになってきたとか。

 いろいろ参考になることもあります。

 第2部は様々な調査などの報告でした。

 いろんな報告がありました。

 C大学のDさんとともに研究してはる大学院生のEさんからは
「入所児童の3〜7歳児の気質調査からみえてきたこと」という発表が
ありました。気質というのはtemperture(つづり間違ってるかも)の訳
だそうです。ここに着目したのは「誰かを追い込まずに、調べやすい」
とかなんとか言ってはったかな、よくわかんなかった。

 で「適応の良さ」goodness of fit 「適応の悪さ」poorness of fit とか
を調べた結果、入所児には「適応の悪さ」(そしてこれは育てにくさに
つながる)があるなんて話がありました。

 なんか話し方に「子どものもともと持っているもの」に言及しては
いけないような雰囲気を私は感じてしまいました。

 またF大学の児童精神科医、GDr.からは
「児童養護施設における被虐待児のPTSD症状と解離症状」
という報告がありました。

 ADHD的な行動を取ることもあるけど・・・みたいなのがちょっと出た
けど、どちらかと言えばそういう行動も虐待の結果であろうみたいな
ことになるのだと思います。

 でH大学大学院助教授のIさんが指定討論者としてEさんの報告に
「それじゃまるで育てにくいから虐待を受けるみたいに思えるじゃな
いか」と否定的な見解を述べられました。

 で私はフロアからの質問意見の時に

「「育てにくくて何が悪いねん」みたいな考え方はできませんか。
 実際ADHDが背景にあって虐待になってしまうという例もあるのでは。
 そう考えた方がこちらの精神安定にとっていい場合もあるような。
 そこらへんの調査はまたG先生にお願いしたい。」

 それと

「校長に「あれは虐待ですね」と報告に行ったら、「虐待やない。
 しつけや。お前の考え方は間違っている」と言われて、こちらの
 メンタルヘルスがたいへん悪くなった経験もある。GDR.や
 B先生には学校関係のえらいさんへの啓発もおおいにお願い
 したい」

なんてことを言わせてもらいました。あとの方でか、会場で拍手が
起こったらしい。私はよくわからなかったのだけど、司会の人が
そう言ってました。

 そしたらGDR.からは「その点はまだ調査ができていない。
これからのことになる。しかし自分の実感としてはADHDと虐待による
行動は明確に区別できるように思う」とのきちんとしたご意見でした。

 彼は昔からめちゃきちんとしてました。高校の山岳部の後輩(?)でして、
(彼はほとんど幽霊部員だった私のことなんか忘れてると思う(笑))
きちんとした彼はきちんとしていない私たちの世代を「あの人たちは
先輩じゃない」なんて言って怒ってました(笑)

 A大学のB教授からは「虐待は虐待、きっちり言わなきゃ」
とのことでした。

 I助教授からは「今やっと、虐待によって子どもがこういう行動を
取る、というパラダイムになってきているのに、子どもが悪いから虐待
されるという古いパラダイムを持ち出してはいけない」とのコメントでした。

 でも、「虐待によって子どもがこういう行動を取る」ということと、
「障害によって虐待されやすい行動を取ることで虐待される場合もある」
は併立するもんだと思うし、「障害があっても、対応があるんだよ、大丈夫
なんだよ」とフォローしていけるというメッセージは伝える必要があると
思うし、会がはねた後でI助教授にもそれは伝えに行きました。

 そしたら「今、重要な法改正の時期で、あのような答えになりました。
現場の方としてのあなたの意見はわかります」とおっしゃってました。

 まあ実はよくわかんなかったのだけど、「まあ今後ともよろしく」と
言ってお別れしました。

 ひょっとして「袋だたき」という状態だったのかもしれないのですが、
(私にはよくわかんない)でも盛り上がったことは確かだったようです。

 後で教師だという方が「いい発言、ありがとうございました」
と言いに来て下さいました。

−−−−−−−−−−−−−−−


 私は別に落ち込んだりしていない、というか自分の意見は
間違っていないと思うし、でも相手の方の「反論」(反論になって
いないと思いますけど)がいまひとつ理解できなくて、消化不良
状態ではあったのですが、落ち着くことができました。


 ねえ。

 私自身、ユング大好き、ロジャーズ大好きで、夢は夢分析を
もう一度本格的にやってみたい、ってやつです。でも肢体不自由
特別支援学校でパソコンなどの利用をやらないといけない、という思い
から一度にいくつものことをやるのは体力(脳の力も含めて)的に
無理があるので、泣く泣くあきらめました。

 知的障害特別支援学校に異動してきて、そこまで気合い入れて
パソコン利用考えなくていい、と思い勉強を再開しかけたのだけど、
自閉症の子のおかれている現状を見て、こらTEACCHの勉強
せなあかんは、ということでまたあきらめました。

 これってロジャーズの「いまここを大切にする」の通り生きて
きたつもりです。

> > 「今、重要な法改正の時期で、あのような答えになりました。
> > 現場の方としてのあなたの意見はわかります」とおっしゃってました。

 これは一種の「政治」というわけですが、しかしロジャーズは
一貫して内蔵感覚まで含めた自分の実感「純粋性」を大事に
しようみたいなことを言ってはります。なんか実感として変な
感じを持ちました。

 ちなみに会の中でもしきりに「I先生、厚生労働省にちゃんと
言っといて下さいね」というような発言が飛び交っていました。

> >  I助教授からは「今やっと、虐待によって子どもがこういう行動を
> > 取る、というパラダイムになってきているのに、子どもが悪いから虐待
> > されるという古いパラダイムを持ち出してはいけない」とのコメントでした。

 子どもに障害があったって「虐待されることはないんだよ」という
メッセージを伝えていくべきだと思うのですけど。別に障害は
悪いものじゃないけど、それこそ「子どもが悪くったって虐待される
ことはない」だと思うのだけどな。

 でもほんま臨床心理士になる人たち、に発達障害の知識もちゃんと持
ってもらいたいし、持って下されば、強い味方になると思うので、また
元気のある時は「場違い」な発言もしていこうとは思っています。


 ほんまね。私の発言引用とか、理解できないことが多かったから
すごく不正確かもしれません。あくまでも「こんな感じ」っていう
ところです。ひょっとしたら180度違った意味だったりして・・・
−−−−−−−−−−−−−−−
追記
 今はもう虐待の背景に「(虐待される)子どもに発達障害がある場合
がある」「(虐待している)大人に発達障害がある場合がある」という
のは常識になっていると思うのですが・・・違うのかな?

 またよく言われる「虐待の連鎖」が実は「障害の連鎖」だったと
いうこともありそうです。
posted by kingstone at 10:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

虐待についての大昔の話1

入所児童に体罰や性的虐待 大阪府、2施設に指導
の話題が出たので、大昔の虐待について書いたものを
書きます。

 大昔の話です。
−−−−−−−−−−−−−−−
「健康教室」1999年7月号(584集)
 発行所 東山書房 「健康教室」編集部

 養護教諭(保健室の先生ね)向けの冊子です。


特集 児童虐待 養護教諭による気づきと対応


「「児童虐待」のタイプと虐待による影響」
横浜市中央児童相談所 精神科医 梶山有二

の表1(P17)

(引用開始)
虐待による臨床的影響
1.不登校、学業不振
  多動、注意力・集中力・持続力の低下、意欲低下など
2.自傷・他害
  暴力、反抗、易興奮、衝動的、自殺企図など
3.反社会的、逸脱的行動
  万引き、家出、徘徊、虚言、盗み、火遊びなど
4.食行動の異常
  過食、盗み食い、「貪り食い」など
5.習癖の異常
  こだわり、夜尿、遺糞、チック、収集癖など
6.神経症的症状
  不眠、抑鬱、対人恐怖、解離症状、強迫症状など
  外傷後ストレス障害(PTSD)など
7.人格障害
  境界性人格障害、解離性同一性障害(多重人格)など
(引用終了)


となってます。確か以前、虐待が背景の発達障害について示唆し
てはる方がいましたけど、上の文を読んでみるだけで、「おいおい
おい。こりゃまず何らかの障害があって、それゆえに「叱られる」
行動をする子を躾と思って手を出したり言葉でやっつけたりして余
計にこんがらがしてるだけじゃないか。少なくともその場合が多い
のではないか」という気がしてきます。


 でね、もちろん「多動」な子がいた→調べてみたら家で叩かれてた、
とかいうことがあってのこういう記事なのだと思いはします。しかし
原因と結果が逆、あるいは並列で関係なしに起こっている、という
のが多いような気はしますね。まあ私なんか「気がする」としか
言えないけど。


「児童虐待の生まれる背景」
埼玉県小児医療センター 保健発達部・精神科 奥山真紀子

の中では「子どもの危険因子」のところで子ども自身に障害があった
り、行動に何らかの問題がある場合に言及されています。


 でも「虐待」という言葉も何だかなあ、ですね。
 もともとabuseはabなuseで「不適切な使用」だとか。
 そういう言葉の方がいいですね。

虐待についての大昔の話2」に続きます。
posted by kingstone at 09:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4月8日(木曜日)

 おはようございます。

 今日も起動できました。

 雲は多いのですが、明るいです。

posted by kingstone at 08:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ネット・パソコン・携帯など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする