「光とともに −自閉症児を抱えて−」戸部けいこ著 はフォアミ
セスに連載されていました。私が最初に読んだのは現在の
「第1巻 第3話」からです。
当時書いたものです。1部文言を変えています。
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今日、forMrs.を買いました。
恥ずかしかった・・・・
レディースコミックの分類ですから。
いやはやバス停で読んでて泣きました。
ところで、チェキのこと「インスタントポラロイドカメラ」って
紹介されてましたね。うーーむ、「粘着セロテープテープ」って
感じかな。あるいは「山登り用マウンテンバイク自転車」
まあポラロイドがそれだけ普通名詞化してるってことですね。
勤務先の知的障害特別支援学校で回覧しようと思います。
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追記
この回は、光君が初めて「ママ」と呼んでくれるシーンがあります。
ここ、感動的で泣けるシーンなんですが、マンガはそこでは終わり
ません。あと3ページも続きます。その地の文に
「光に”もう1度言って”は通じない
これでいきなり喋れるようになるわけではない
できたこともできなくなったりかんしゃくを起こしたり・・・
あいかわらず光の日常は嵐の中に時折り光が射す感じ・・・
(後略)」
と続いていきます。もうこの地の文を読んでてボロボロ泣いてしまい
ます。
後日、私の仲間と戸部さんの間にこんなやりとりがあったことを
知ります。
仲間「最後のシーンをママ!と言ってしゃべって、
こころが通い合った、ああ嬉しい。なんて、
陳腐な終わり方にだけはしないで下さい。」
戸部「「陳腐でしょうか?」
で、仲間が詳しく話した結果、ああいう終わり方(もちろんそこま
での行程も)になったとか。リアルなわけです。
人気が出なければ連載打ち切りになる世界で、編集部に直接電話
がかかってきたり大反響になり、続きが描けるようになったみたい
です。
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追記
私は読んで泣いたし、他の人たちでも泣いた人はいっぱいいます。
でも「光とともに」は「お涙頂戴」の本ではありません。
リアルな心配事も描くけど、しかし具体的な解決法を捜し(しかも
解決は1話で終わらず、数話に続くこともよくあります)光君との明
るく楽しい生活を描いています。