※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年04月29日

明日は卒業式

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。


 今日は本当は練習をしない予定でした。
 しかし中学部の座席でちょっと変更があって、それがどう影響するかを
見るために練習しました。

 が・・・ありゃりゃ、手順書が無い!!
 おかしいなあ、ま、手近にあった紙とクリップを使って、写真を
挟み、すぐに作ってしまいました。

 で、もうすぐ、というところでF君がウンチの失敗・・・着替えて
いる間に証書渡しのところは終わっていました。

 でも後で聞くとC君は、私がいなくても、即製の手順書でしっかりと
できたとか。嬉しいです。

 F君は練習できなかった(ナミダ)

 そうそう。A君の担任さん。会場に入ったとたん「紙と鉛筆を忘れた」
と取りに行かれました。A君に伝えるためのものです。1年間ずっと
視覚支援の必要性をおりにふれお伝えして来ました。ここに来て
理解(頭だけでなく体を動かせる理解)して頂けたようです。

 今までいろんな現実場面でA君の行動を説明したり、音声言語のやりとり
のさいにも視覚支援が必要な場面があることをお伝えしたりしても、
「いや、そんなときばかりではないよ。視覚支援がなくてもちゃんと
話せたりもするよ(つまり視覚支援は必要無い)」と強くでは無いですが、
反論されることも多く、実際にほとんど視覚支援は使って頂けません
でした。

 担任さんの名誉のために言っておきますと、担任さんは誠実だし、
暖かいし、勉強もよくされています。(ただし、TEACCHや応用行動分析
などはこれまであまり勉強されていません。TEACCHについては私などが
知るよりももっと以前にTEACCHを知り、場の構造化をしてみたけれど
あまり効果が無かったので勉強しなくなったとおっしゃってました。
また応用行動分析については、以前に講演を聞いた応用行動分析家の
話の中で納得できないところがあったので、これは勉強しないでおこう
と思われたとか)また何かひとつの療法に凝り固まっている、という
こともありません。

 それでも実際問題として2学期の後半までは私の言うことに反発
(あるいは不信)を持っておられたと言うことです。

 自立課題学習や1対1の課題学習にしても「こんなのでない体を
動かす授業をしよう」と常におっしゃっていました。しかし3学期
になるとプレイルームを確保していたのも忘れて、一生懸命教材を
作り課題学習に取り組んで下さいました。

 今までの特別支援学校の文化の中にいらした方に理解して頂くには
時間がかかる。でも、理解はして頂けるのだ、というあたりかな。

 今日、夜帰る時に教室を見たら(私は他の仕事をしていて教室
掲示ができなかった)すばらしくわかりやすいスケジュールを
ホワイトボードに描いて下さってました。
−−−−−−−−−−−−−−−
追記
 記録を見てて思うのは・・・学校、卒業式にこだわりすぎやわ。
 他にすることないんかいな・・・



posted by kingstone at 20:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

卒業式予行演習

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。


 今朝、クラスで「ありがとう、さようなら」を歌っていて、
うっ、と来て(嗚咽しそうで)歌うのをやめておきました。
でも、予行演習本番は大丈夫でした(笑)

 今日は、ブレザーを着て、ネクタイをしめてやってみました。

 成果がありました。F君が、手がさみしくなると、私のネクタイを
引っ張ります。またF君がマイクに突進しようとした時、とめようと
したらボタンを引きちぎられた。

 これで本番での対策が立てられます。
「手をさみしくしない(手触りが好きな物を用意)」
「マイクからはできるだけ大きく離れる」

 C君、今日は呼名で手を挙げ、手順書を持ち、全然介助なしなのに
しっかりと踏みしめて歩いていました。感激。本番もこの調子でね。

 F君、方向を決めてあげるのは大切ですが、決まるとなんとか
そちらに進んでくれていました。本番も頼むよ。

 A君の担任さん、式次第は私が用意してあげたのですが、余白に
いろいろ絵と字を書いてA君に示して下さっていました。A君はとても
落ち着いて参加できていました。


posted by kingstone at 19:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

卒業式の練習5

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。


 あはは、号泣したことだけ別に書いて、肝心なこと書かなかった・・

 今日はC君「手順書を持って」ひとりで証書受け取り、渡し、席に帰る、
ができました。

 ところで今日、長く待つ間、A君が退屈して立ち(走り)歩くことが頻繁
にありました。担任の先生があれこれ言って下さるのですが、続きます。

 そこで担任の先生に「私からちょっと指示していいですか」と許可を
得た上でこうしました。

 式次第を見せ、終わったところまで赤ペンで線を引き消す。
 後はこれだけだと示す。
 その紙の裏の白いところにイスにすわっている絵を描き「すわっています」
と文字で書く。ここを指さすとA君「すわっています」と言いました。

 で後は座っていました。
posted by kingstone at 19:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

おめめどうのハッシュタグ

 Twitterのおめめどうのハッシュタグを見つけました。

#omemedo

って、まだツィートがありませんが(笑)

 あり?検索できません。試しに

#omeme

もやってみましたが、やっぱりできません。
何でだろう・・・


posted by kingstone at 18:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

機能的なコミュニケーションを獲得するために(この場合は音声言語)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。


○○さん、こんにちは。
 kingstoneです。

 >□□は簡単な言葉は、理解できるのですが、なかなか自分からことばがでな
 >い状態です。カードを使って名詞を聞くと、単語は出るのですが、それが使い
 >こなせない状態です。幼稚園に行っている間は、全く言葉を発しないようで、
 >療育の時に見学にこられた担任の先生がカードの単語を話しているマリオを見
 >て、びっくりされていました。先日、山登りに行った時は、「あぶない。あぶ
 >ない。」と言うマリオを見て、教頭先生がマリオくんにあぶないと教えても
 >らったとびっくりされてました。(それだけ、幼稚園では話していないようで
 >す)
 >
 >とっちゃった、ないよとか、破れちゃったとか、1語分がやっとでてきたかな
 >という感じです。状況には、あっています。
 >こんな状態で、会話可能になるのか、非常に心配です。視覚優位は、マリオに
 >もあって、パズルは得意な方で、ひらがな、アルファベット、数字は3歳過ぎ
 >には覚えました。でも、数字の概念は理解できていません。

 □□君、すごーい!!

 でですね、カードを見せたら名詞を言う、というのもいいのですが、別に
名詞を言ってもらうことにこだわらず、カードでこれから行くところを示す、
だとか□□君の好きなおやつのカード(写真・絵と文字も併用して)を2〜
3枚用意してその中からひとつ選ぶだとか、はたまたそのカードを見て
「音声言語で言った」方をあげるとか、そんないろいろなことに取り組んで
みたられてはどうでしょうか。

 上の段落の後半は「機能的(役に立つ、とか実際使える、とかいう意味)
な要求言語を使えるようにしよう」という試みです。

 「音声言語」が使えるお子さんでも言えるための何らかの視覚的手がかり
があると適切な「音声言語」が使いやすく、そして使う頻度が上がるほど、
逆に視覚的手がかりがだんだん必要でなくなる、というのを私も体験して
います。(必要で無くなる、というのはその手がかりを見ないでも音声言語
を出せる、という意味です。不思議なことにそれを例えば束にして腰につけ
ているとか、ウエストポーチに入れている、とか、かばんに入れて持っている
とか、いうのはあったほうがいいみたいです)

 そして折角「音声言語」がどんどん出るようになったのに、視覚的てがかり
を用意するのをやめたら「音声言語」がどんどん減った、というのも・・・
これも残念ながら体験しています。

 様子を読ませて頂いた限りでは、□□君にとってはものすごく有効なん
じゃないかな、と思います。
−−−−−−−−−−−−−−−
追記
 何かPECSの薦め、みたいな感じですね。私がPECSを知るのは数年後
です。「PECSは私がやり出した」なんて言ったら馬鹿ですが(^O^)

 当時TEACCHを学び、応用行動分析を少しかじったら、この程度のこと
は言えた、ということでしょう。で、たぶん同じようなことに気づいていた人
はたくさんいたことでしょう。

 確かに言えるのは、この後、私は実践の中で、この考え方を洗練させたり、
展開してりはできなかった、ということ。周囲を説得できなかったわけですか
ら。

PECSについて

 おっと、ここまで書いてきて・・PECSは音声言語には全然こだわって
ないんだった。(こだわらない、ってことね。使っちゃダメ、とかじゃなく)




 


posted by kingstone at 18:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする