私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年03月24日

君が教えてくれたこと第1話

 いやー、やっぱり「君が教えてくれたこと」って名作です。
 パソコンの電源も落とし、テレビで見たのですが、DVDだと
画面もきれいですね。またパソコンの電源を入れて書き込みに来
てしまった。

 不満は字幕が無いこと。
 私は難聴なのでセリフの聞き取れないところがある(-_-メ


====以下ネタバレ====



 ツッコミどころはいろいろあるとしても、いいです。

 いきなり狭山先生、繭子との約束破るのね・・・事情があるとはいえ・・
 約束の指切りもしたのに。

「約束を守らないのは
 嘘をつくことと
 同じです
 もう約束しません
         繭子」

ってメッセージを残されてる。

 健常な人とでも約束は破ったらいけないけど、いわんや自閉症の人に
おいておや。

 告知の問題もあったりしたのね。


posted by kingstone at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事62(当時のオーストラリアでは Autism が common だった話)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
−−−−−−−−−−−−−−−
 10月4日


当時のオーストラリアでは Autism が common だった話


 中学や高校で1年間外国人教師が、英語の授業の一部を教える、というプロ
ジェクトがあります。隣の中学校にやって来たオーストラリア人講師が、私の
特別支援学校にも週1回来てくれてます。

 教育委員会から「こんなプランもありますが、どうですか?」と聞かれて
「喜んで行く」と答えた、と言ってました。


 2学期は彼と話す機会が増えました。(ほとんど日本語と身振りで、それに少
し英語がまじります)

 彼は
「ユニークってのはとってもいい言葉なんだよ」
と教えてくれました。

 それからAutism(自閉症)についても聞いてみました。

「例えば空港でofficerが質問する時、子供が変な行動をした時に、アメリカ
 では親が He is autism.と言うとすぐに理解してくれると言う。Autismと
 いうのは英語圏で popularなのか」という具合に聞いたのね。そしたら

 「popularは「人気がある」という意味だからcommon←→uncommonだね。
  Autismはcommonだ。Autismの私の理解はすごく得意なこととすごく苦手
  なことが分かれている人である。レインマン以降、多くの人がAutism
  を理解するようになった」

 と言ってました。

 officer云々というのは

アメリカ障害児教育の魅力―親が見て肌で感じた/佐藤 恵利子

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の中で筆者が空港の入国審査官に質問された時のエピソードを言おうと思った
のね。入国審査官という単語が頭に浮かばなかったので。

 また例を出した時に
「日本だと Officer だとか周囲の人が Parent is bad となることが多い。」
(躾って単語が浮かばなかった(アセ))と言うとしばらく考えて・・

「日本では Teacher is fault.Pareats is fault.と聞くことが多い」
と少し表情を曇らせて言いました。で私は紙に
「I hope Parents is O.K. Teachers is O.K.」って書いたのね。
そしたら彼はニコッとして「生徒もね」って言いました。


 ま、私の英語と彼の日本語だから無茶苦茶とんちんかんかもしれません。
 単語も単数・複数なんてのも間違いたおしてるしね(笑)

posted by kingstone at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事61+α(ごめんなさいは奥が深い)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
−−−−−−−−−−−−−−−
 10月3日


ごめんなさいは奥が深い


 しかし・・・「ごめんなさい」も奧が深いですね。

 A君の場合は「自分に不快な状況を逃れる呪文がごめんなさい」である
というふうに捉えているような気もするし、ちょっとこちらが怒りそう
な気配を見せると機先を制して「ごめんなさい」ということもあるよう
な気もするし・・・
−−−−−−−−−−−−−−−
 A君はしばらく後、車に乗っていて追突された時に「ごめんなさい、
ごめんなさい」と言い続けたそうです。

 私は威嚇と暴力が上手(?)だったリーダーさんが、リーダーさんに
とって困った行動をとったA君に「ごめんなさい」を言わせているのは
見たことがあります。



 いいな、と思った「ごめんなさい」の例。

 ある時、ある人がたまたま遊んでいて小さなお子さんをこけさせてし
まったことがありました。それは他害といったものではなく、力の入れ
方をちょっと間違えてしまった、という感じでした。小さいお子さんは
泣いてしまったのだったかな?

 ある人はちょっと落ち着きがなくなりました。

 すると側にいた人が、ある人のところに行き、お子さんと親御さんの
ところへ一緒に行き、「ごめんなさい」と言いながら頭を深々と下げま
した。モデリングですね。

 ある人も一緒に頭を下げ小さな声で「ごめんなさい」と言ったと思い
ます。

 その後、ある人は落ち着いてはりました。

 側にいた人は「本人さんが必要としてたから」とおっしゃってました。












posted by kingstone at 21:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事シリーズについて

 過去の記事シリーズは、私の知的障害特別支援学校の3年目の夏休みの
終わりから、4年目のはじめにかけて、チームで少しはうまくいっていた
時期、なぜそうだったのかの記憶と検証です。

 クラスのことだけでなく当時考えていたことなども、記録を少し改変し
て書いてます。今書けることを付け足したりはしています。

 もちろん結局自分の満足のためですけど。
posted by kingstone at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「君が教えてくれたこと」来ました

 今日、帰って来たらAmazonからの小包が届いてました。

 正直に値段を言ったら妻に渋い顔をされました(^_^;)

 「君が教えてくれたこと」やねん、と言うと

 「あっ、ともさかりえの」

 へえ、覚えてるんや。

posted by kingstone at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事60(たたく、引っぱる4 問題行動への対処 クラスでの議論)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
−−−−−−−−−−−−−−−
 10月3日


たたく、引っぱる4 問題行動への対処 クラスでの議論


 この発言は、とりあえず独立させます。

 なお、新人Aさん、新人Bさんにも書き込みの許可を貰いました。保護者
の方が見ておられることも伝えてあります。

 今、朝の会の出席調べで、それぞれの自分の色の枠に自分の写真を入れる、
というのをやっています。返事、連絡帳読み、写真はり、と一人につき3つ
のことをやるので進む速度は結構ゆっくりです。

 A君は早くやりたくて仕方ありません。で後回しになるとメソメソしだす
ので、私はA君から始めていました。A君の席は一番はしなので、そちらから
順番にするようにしていたわけです。

 今日は新人Aさんが、司会です。「今日は反対から出席調べをしよう」
と言って始めました。

 二人目が終わった時点だと思うのです(はっきりしない(アセ))
A君は新人Aさんの持っている写真を取ってはりつけてしまいました。
新人Aさんは明るく「まだよ。順番」と言って外しました。

 でまた出席しらべを続けました。

 次にA君が実力行使をした時は写真を横むけに貼りました。

 次にA君が実力行使をした時は写真を破ろうとしました。
(ポラロイドは強い!!破れません)で破れないのがわかると
そのまま裏むけに貼りました。

 いずれも1回目と同じ対応です。私はとりあえずそのまま見ていました。

 やっとA君に番がまわってきました。でもメソメソしっぱなし。
 でその時も破ろうとして破れなくて裏むけに貼り付けました。

 全員が終わった時点で、私は
「順番を待つ、というのも大事だから、次からは例えば1番じゃなければ
次は2番とか少しずつ慣らして行こう。まだ順番が最後、というのは
むつかしすぎてわからないと思うので」と言いました。

 で、次にリズム演奏のメニューに入るのですが、立ち上がって楽器を
取りに行く時にE君がA君の前に来るとA君は叩こうとしました。そこで
ふれる前に間にわって入り、叩かせず演奏に入りました。

 朝の会が終わった時点で新人Bさんに「今日はE君についていて
下さい。A君と近づいた時は気をつけて、たたく、というような行動
が出る前に離して下さい」とお願いしました。

 新人Aさんは最初の私の指示の後、またA君がE君をたたこうとした
行動を見て、何か納得いかないふうに首をひねっていました。

 ま、実のところ今日はA君とE君が近づくことは何度もあったのですが、
(なんせE君はA君に寄って行きたがるので)別に何ごともなく過ぎました。


 さてバスに乗って子どもたちが帰りました。新人Aさんが今日の疑問点
を質してくれました。(最初はかなり憤然とした様子でした)

新人A「今朝のことなんですけど」

kingstone「なあに」

A「今日はA君がメソメソしちゃったんですが、とりあえずやり
  はじめたら最後までやった方がいいんじゃないかな、と思って
  やりました」

K「いいんじゃないの。私もまあ今日のところはおまかせしようと
  思って見てたし」

A「で、やっぱり順番を守る、ってのは大事だと思うんですけど」

K「僕もそう思う。でも少なくとも現時点ではA君は順番を守る、
  というのは納得してわかってないよね。だからさっき言った
  みたいに次は2番にする、とかして慣らしていく必要がある
  と思う」

A「席を2番目にするとか・・・」

K「おっ、それいいね」

A「でもね・・・例えば火曜日体育館が暑かったじゃないですか。
  それでイライラして人を叩いたりしてはいけないわけですよね。
  そういうのはしないようにさせないといけないですよね」

K「う〜ん、ただね、例えばそれだと冷房があったりすればいい
  わけでしょ。でも冷房が無い暑いところにこちらが行きなさい
  と言うわけだから、イライラするな、というのが無理。それなら
  二人を近づけない、とかいう必要もありそうね(ま、それに
  嫌いな校外ランニングがあるぞ、って言われたってのもあるし・・
  これはここでは言わなかった)」

A「条件を整えてあげるのはいいんですけど、ずーーっと将来まで
  そんないい条件で続くわけじゃないでしょう。無理解な人たち
  の中で過ごさなければいけないこともあるだろうし(だから
  耐えることができる我慢強さが必要、ということなんだろうな)」

K「まず条件を整えた上で、活動の幅を広げていく必要があるんじゃ
  ないかな。例えば今朝、A君は順番ということがわからないから
  メソメソ小パニックになったわけね。で、だんだん行動が教師
  からすればひどい行動になっていったよね。つまりわからない
  我慢をさせられると「問題行動」と呼ばれるものが出てくる。
  今はかわいい感じだからそれで許されたり、力で押さえたり
  できるかもしれないけど、どんどん体が大きくなって、力が
  強くなって来るとすごく問題になってしまう。だからそうなる
  前に別の手段、例えば「順番がわかる手だてをして理解させる」
  とか「いやな時には何らかの適切な手段でこちらにわかるよう
  にさせる(もちろん、その時はこちらもそれに応えてあげない
  といけない・・・ってことは言い忘れたな)」

A「(右手と左手を20cmくらい離して机に置き左手を動かしながら)
  自閉症の子はこうだ、っていうのがあるじゃないですか。(右
  手を動かしながら)健常な子はこうだ、っていうのがあるじゃ
  ないですか。で、あまりにも自閉症の子に合わせるのって良く
  ないのじゃ?」

K「でもね、実のところ自閉症の子は、って言うよりA君はこうだ、
  みたいなものも私、まだ掴めてる自信は無いのね。で、とりあ
  えずA君にとことん合わせて行って、そこから行動を広げて
  行きたいの。でさっき社会に出たら無理解な環境に、って話も
  あったけど、逆に理解してもらえるように働きかけていくこと
  が必要だと思っているのね。
  今まで健常者の文化(?)に合わすようにさせようという圧力
  によって強度行動障害と呼ばれるようになってしまった人も
  多いのじゃないかな」

 うーーん、もっともっと面白い話だったのだけどなあ・・・忘れて
るしお伝えしきれない、ところがあるなあ。新人Aさんもいろいろ迷い
ながら率直に意見を言って下さっています。何かすごーくありがたい
です。

 で、新人Aさんの発案で結局朝の会の枠のそばに数字をふることに
しました。A君は数字がわかるのでそれで納得してくれないかなあ、
ということです。で今は横向けに順番に貼っているのですが、新人B
さんが「A君はスケジュールもワークシステムも(という単語は使わ
なかったけど)全て縦だから縦にした方がいいのじゃ」という意見
を出してくれたので採用しました。たいへんありがたいです。

 最近、みんなの提案がすごく具体的になってきてて嬉しいです。

 で最後に「でも、2回くらいはA君を一番にしてあげて、次は
2番というふうにやって行ってね」とお願いしてしまった甘い
私です(爆)
posted by kingstone at 14:26| Comment(3) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事59(たたく、引っぱる3 問題行動への対処)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 10月3日


たたく、引っぱる3 問題行動への対処

 さてしばらくはA君がE君をたたく、引っぱるという行動はでませんでした。
 ところが先週、一度あったかな。この時は周囲の状況がわかりませんでした。

 さて今週の火曜日です。

 朝、何かのおりに一度ありかけました。
 その前の状況はわかりませんが、E君がA君のすぐ前に来たことは確かです。
 すぐに引き離し、その後は特にどうこういうことはありませんでした。

 次に体育館への移動です。この移動の途中にある先生から
「校外マラソンあるよ」と声をかけられました。A君は校外マラソンが嫌い(?)
です。で「校外マラソンあるよ」と声をかけられるとメソメソした小パニックに
なります。またこの日は雨が上がった後、とても暑くなり、体育館は蒸し風呂の
ようでした。

 朝の集いでいろんな運動をしてる時、たまたまA君の視界にE君が入ったのか、
たたく引っぱるの行動が出てしまいました。そこで引き離しました。

 それからまた落ちついていました。

 給食終了後、A君もE君もパソコン室で遊びます。別に教師がいなくても、
A君もE君も夢中でパソコンをやっていると問題はありません。またE君は
雑誌だとA君のを取りますが、パソコンだとA君がやっているのを大人しく
後ろから見ているし、同じのをE君がやっているとA君は隣にあるパソコン
で楽しんでいます。

 ところが、この日はたまたまパソコン室の鍵が空きにくかったのです。
(いつもはA君が簡単に開けるのです)で、A君、いらいらしてました。
私が手伝ってやっと開きました。するとE君が真ん中にあるパソコンの
前に行って座りました。A君も同じのをやりたかったのかな?一歩出遅れた
A君はE君を引っぱりました。

 引き離して「ダメ」ということは言い、まあそれぞれにパソコンが
使えるようにしてあげると後は問題無しでした。

 これらのことから「A君はいろんな条件でいらいらした時に、たまたま
E君がそばにいるとたたいたり引っぱったりする」と仮説をたてました。

 で対応としては
「できるだけいらいらさせたり小パニックを起こさせたりしない」で
行こう、と思いました。

 たとえば本人が少し嫌がることを言って楽しい人間関係を作る、なんて
のは親しい人間関係ではよくあることです。で、火曜日にA君に「校外
マラソンあるよ」と言った先生もすごく楽しい人間関係を作ろうと
される先生です。で、また、その先生にとってA君はより自閉性の低い
(健常に近い・・・といった言い方でいいのだろうか)子と認識されて
いるのだと思います。

 ある意味でその先生の方が「暖かい」し私の方が「冷たい」のかも
しれません。でも、E君をたたく、引っぱる、という行動が出ると困る
ので学部の先生方みんなに説明の上、「できるだけ小パニックを起こ
させない方向でお願いします」とお願いしました。

 パソコン室の鍵は朝の時点で私が開けておこう、と思いました。

 「問題行動の理解と対処法マニュアル」がすごく役だっています。
昔読んだ時は、すごいなとは思っても現実の私の対応が違いすぎてて
全然ピンとはきてませんでした。

 いろいろなことをやっていく中で、役立つように読めるよう
になってきた、という感じがします。
−−−−−−−−−−−−−−−
追記
 「問題行動の理解と対処法マニュアル」がまだあったことにも感動
しますし、マチートさんのホームページがまだ読めることにも感動し
ました。「問題行動の理解と対処法マニュアル」のより新しいVer.も
読めます。



posted by kingstone at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去の記事58(午前の学習変更点)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 10月2日


午前の学習変更点

 クラスで話し合っていろいろ改良することになりました。

 私のクラスは2部屋使わせてもらってます。
 で、便宜上、教室・給食室とします。
 教室で「着替え」「朝の会、終わりの会」「遊び」などがあり、
こないだからブースを作って「午前の学習」(ニュースキル学習)
もやるようになったのです。
 
 給食室では「給食」と「自立課題学習」をやってます。給食は
中央にある大きなテーブルで。自立課題は壁際に置いた机で。

 で、今まで「午前の学習」をやってきました。
 教室の片側にブースがあり、そこで学習し、終わったら同じ教室
の反対サイドで遊ぶ、という形にしていました。7人の子どもに
4人の教師です。2人の先生が1対1で勉強し、残りの5人の子ども
は残りの2人の先生と遊んでいます。

 またブースが空くと、次にやりたい先生が担当の子とブースに
行く、という形にしてました。

 しかし、教室で学習をしてるといくらブースを使っていても周囲
の音が気になる子もいる。また教室で次の学習の準備をするのも、
子どもがかかわって来てたいへん。また遊んでるはずの子が他の子の
学習のところにやって来ることもある。(そっちの方が面白そうなの
か・・・)

 で、学習は給食室でやることにしました。

 場所は自立課題をやってる机の向きでも変えるかな、と思ったら
新人さんから「やっぱりひとつひとつやる場所は変えた方がいい」
という意見が出て(ごっつい嬉しい意見です)給食用の机を少し
動かし、段ボールで壁を作ることで雰囲気が変えられるだろう、
ということになりました。

 また直接担任している子どもに教えるだけではなく、週ごとにい
ろいろな子どもを見ていこう、ということになりました。だから自
分の担任以外の子とも学習するわけです。これは実現するためには
それぞれの子どもの課題のやり方の打ち合わせも必要になるわけで、
すごくいいことだと思いました。

 また教材の整理用に私の家の使ってない整理棚を持ち込むことに
なりました。

 また、こないだまでは朝の集いの後は

日・おやすみ
月・ニュースキル
火・ニュースキル
水・学部全体で体を動かしたり
木・ニュースキル
金・徒歩訓練(校外学習)
土・学部全体で音楽を聞いたり

 となっていましたが、やはり体を動かすのも入れていきたい、
ということで月曜日は「散歩」をしよう、と決めました。

 どう言ったらいいのだろう・・・結局過去の授業と形は同じになる
のかもしれないのですが、個別の課題から出発して、活発に意見を出
し合って具体的にものごとを決めていく、って楽しいです。

posted by kingstone at 12:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

syunさんのこと

 syunさんのことを書こうと思って果たせていませんでした。

 syunさんは現在、様々な障害のある児童〜成人のサポートをして
はります。ネット上でもsyunさんなのでうまく検索をかけるといろ
いろ出て来ます。

 ブログもあります。たいていは短い言葉で書かれているのですぐ
には理解しづらいところもあるかもしれませんが、あれこれ考えて
みると「な〜るほど」というのが多いです。

 最近は講演もしてはるので、そこでは詳しく語ってくれはると思
います。

 リンクはあえてはりません。何となく(^-^)
 興味ある方は探して下さい。

 昔、成人施設に勤務されていた頃、見学に行かせてもらった時の
文があるので下に引用します。
−−−−−−−−−−−−−−−
 知的障害者更生施設を見学して来ました。

 ここはsyunさんの勤務してはるところです。syunさんは「といくらふと」
という障害児・者のためのいろんな楽しい物・便利な物・自助のための物
などを作るボランティア集団を作ってはります。

 私は肢体不自由特別支援学校時代におもちゃや自助具のことでたいへんお世
話になりました。

 で・・・実は私syunさんって、よくある「仕事は世をしのぶ仮の姿で趣味に
生きてます」って方だと思ってたのね。(ごめんsyunさん)

 ところが、私が知的障害特別支援学校に勤務するようになっていろんなこと
をsyunさんと話していると、あらま、syunさんって本業でもすごい人なんや・・・

 で、いろいろ職場のお話をうかがっていると、かなり「重い」方も来ておら
れる様子。私自身、担任している子どもたちの行く末を知りたいと思い、成人
のための作業所などを見学にも行っているのですが、担任しているお子さんの
中で比較的「軽い」お子さんは行けても「重い」方はとても行けそうにないと
考えこんでしまってたんですね。で、是非ともsyunさんのところを見学させて
頂きたい、と前から思っていたのです。

 昨年は日程がとれず、断念。今年、ようやく合う日を見つけ、私の勤務校の
校長から施設長さんに依頼をして頂き実現しました。

 この施設は公立です。地方都市の田園地帯にあります。後方は山になって
います。利用者さんは50名程。でも現在、枠がいっぱいで入所を待って
はる方がおられるとか。

 枠が空くと、待機してはる方の中でできるだけ「重い」方に来て頂き、
「軽い」方が民間の施設に行くようにはしてはるとか。

   追記
    この場合の「重い」ってのは「知的に」ということでもなく、
   (それもあるかもしれませんが)行動障害がある、というような
   意味です。

 多くの方は園のバスで通って来られます。(一部自家用車)
 だいたいバスの運行時間は1時間程度。

 で今日もやって来られました。広い作業場に三々五々集まって来はり
ました。ざっと見たところ、自閉症の方がかなり多いです(と言っても
私のみたてですからええかげんなもんですが)また障害の程度も「重い」
方が多そうでした。

 ちなみにこの作業場の真ん中は広々として普通のテーブルが並んでいます。
片隅には8つブースが並んでした。現在使っているのは4つだそうです。必
要なくなったら使わないわけね。

 まずはみんなでラジオ体操。(うん、その前に「今日は○○です」とかの
確認があったかな?だとするとその時、自己紹介をさせて頂きました)そして
部屋の中でランニング。それぞれきちんとやろうとしてはる人もいるし、別に
やってない人もいる。
 
 で、その後、グループに分かれてそれぞれの作業の場へ行きます。
 グループはだいたいの能力(?)に応じて3つに分かれています。
 でまたそのグループがさらに曜日によっていくつかの作業に分かれます。
 今日見た中では「散歩」「園芸」「木工」「車の部品作り」「ダンボール
箱修復」などがありました。

 で、面白いのは、行く所はだいたいは決まってるみたいなのですが
「○○さん、今日はどこ行く?」なんて聞いてるの。でそれによって
行きたいところが変わったりする。

 選択を大事にするわけね。

 ただし、この施設に来られたばかりの方は「どれを選ぶか」なんてのは
難しく、syunさんは選ぶ練習に「どのアメを選んで食べる?」というような
ところからやられるとか。

 今日はまずsyunさんの担当する「木工」グループに行きました。
 「木工」作業場は別棟になります。ここでは曜日によって「木工」「陶芸」
「紙すき」などが行われます。
 「木工」で作っているものは杉板の表札や積み木、ティッシュの箱など。

 ひとりひとりの方にどんな作業ができるかを考え、環境を整えてはります。
紙やすりで削る作業がしやすいように紙やすりをテープで机に止めたり、
上体の保持が難しい方には保持しやすいように手すりをつけたりしてはり
ます。

 で時間になると「作業しましょか」と声をかけるんだけど、別にやりたく
ない人とかちょっと不安定かなという方は強制はされない。でもたいていの
方は自分でさっさと作業の場につきます。

 でしばらくしたらsyunさん、相棒の指導員さんに「kingstoneさんを案内
して来るからお願いね」・・・びっくりします。私の学校なんかだったら
人手は何倍もあるけど、そーゆーこと頼むなんて非常に難しい雰囲気が
あります。でもよーーく考えたらみなさんが「自立的」に動けるなら問題
ないわけだ。ま、もちろんこの班が一番能力の高い人たちのグループという
こともあるんだろうけど。

 「部品製造」のところでも、中にはソファに寝ころんではる方もおられ
たりします。ちなみにこのグループのお一人はブースでやってはりました。

 またこの方は視覚的なスケジュールで動いてはるようでした。他の方は広
いテーブルに向き合ったりしてやってはりました。

   追記
    見て分かるスケジュールを使っていることが私にわかったのはこの方
   だけでした。目立たないように使われていたのかもしれないし、必要な
   い人も多かったのかもしれません。

 この仕事は賃仕事ではあるのですが、ノルマの指示はきつくないそうです。

 いろいろなグループを見学させて頂きましたけど、いずれもどこか
のんびりと作業をしてはる、という感じです。

 で、本当にみなさん落ちついてはりました。たぶん私が担当している
お子さんの中で「重い」方に相当するような方もおられると思うのですが、
全然目立ちません。(今日は特にみなさん落ちついてはる、ということ
でもあったようですが)

 しかし、多くの方は来られ始めた時は、かなりたいへんな問題をいろいろ
抱えてはるようです。で、ここでの作業のあれこれ、生活のあれこれを
続けているうちに落ちついて来られるとか。

 2つのことを思いました。

 ひとつは、これだけ「重い」人たちがほとんど「問題行動」を起こさず
日々を過ごして行けているということのすごさ。

 ふたつめは、でも・・・学校段階(たくさん手がある)で、その方に
あったことをどんどん体験させてあげられていたら、この施設でも、もっと
いろんなことができるようになっていただろうな、ということ。

 そこで・・・私も2学期からの授業を再構築しないといけないよな、
と強く感じていました。で私の担当しているお子さん方が、少なくとも
この施設に来たとしても動きに違和感が無いようにしておかないとなあ
と思いました。

   追記の追記
     追記で書いたこと、私も不思議だな、と思っていました。
     その謎がとけたのが、2011年3月のことでした。
     是非、こちらのエントリもご覧下さい。
     
    「自閉症の人が多い成人施設で一人一人自分持ちのスケジュールを持つ(1997年段階)」

     なお、動画(音声と字幕ですが)だけはこちらにも貼っておきます。




posted by kingstone at 11:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

LDT−Rについて

 LDT−Rにはお世話になりました。

 何度も紹介していますが、この本にやり方が書いてます。
認知発達治療の実践マニュアル―自閉症のStage別発達課題 (自閉症治療の到達点)/太田 昌孝

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 やり方と必要な図版が出てます。
 私は図版をコピーし、美濃表紙(書類綴じに使う厚紙)に貼って使っていました。
 ボタンとか犬のミニチュアとかも必要ですが簡単にそこらで手に入るものです。
 やり方を本だけで学ぶことも可能です。
 もちろん学習会とかセミナーがあれば行かれるといいでしょうが。

 実施にかかる時間はごくわずかです。


 自閉症の人に実施した時に何がわかるかというと「その人がどのくらい音声言語を
手がかりにしているか」逆に言うと「音声言語が主流の文化(こっち側の文化)の中
で、どれだけその人が困っているか」ですね。

 私の周囲ではステージT-1の人が多かったです。もちろんいろいろですが。

 ステージごとのお勧め教材やお勧め授業が本に出てきます。

 太田のステージの使い手の方は、ステージを聞いただけで「普段はこういう行動を
しておられるでしょう」「こんなコミュニケーション方法や授業がいいかもしれない」
とすぐに出て来る方もおられました。私はそのレベルまでいってません。私は本と首
っぴきでした。

 立松英子さんは「鳥の絵課題」も加えてもっと詳しく理解し方針の立てられる研究を
しておられます。


 まあ、LDT−Rの知識なんぞは教師・支援者が、情報共有・共通理解・周囲の説
得のために知っておくと良いことで、保護者は知らなくてもいいことかも。日々の生
活の中でわかると思いますから。



 私は知的障害特別支援学校高等部の入学の公式発達検査にLDT−Rを入れました。
 (後年どうなったかは知りませんが)その時の意見書です。
−−−−−−−−−−−−−−−
先生方へ
発達検査について
kingstone

 入学生についての発達検査についてどんなことをすればいいのか、相談を受けまし
た。私の考えを書きますので、またみなさんからご意見が頂ければありがたいです。

 学校で行う発達検査は、その後の教育活動において、こちらがどのような手だてを
取ればより充実した活動ができるか、そして子どもたちが「安心」して「自信」を持
って「自由」に活動できるか、これらについて必要な知識を得ることができことを目
的とする。

 そこで

 音声言語を頭の中でどれだけ道具として使えるか。(LDT-R)

 目と手の協応動作や手の巧緻性がどれだけあるか。
    ・持つ ・つまむ ・はさむ ・入れる ・差す
 上記のことを入れながら下記のことを検査する
    1対1対応ができるか?
    色のマッチングができるか。
   色を音声で認識できるか。
    形のマッチングができるか。
    形を音声で認識できるか。
    文字のマッチングができるか。
    文字を音声で認識できるか。
    絵や写真と単語のマッチングができるか。
    絵や写真と音声とを一致させられるか(LDTにも一部あり)
    数字の順序がわかるか。
    数字を音声で認識できるか。
    数字と量のマッチングができるか。
 
 ぐらいがわかればいいのではないか。
 また、ではどんな教材(検査器具)を用意すれば良いか、も相談に乗って下さい。






posted by kingstone at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

テストについて

 私、昔、テストについて誤解していました。

 ここでいうテストとは

 LDT-R
 PEP-R
 AAPEP
 CARS
 WISC
 K式
 知能検査

その他、その他・・・テスト(発達検査とか心理検査とかいう名前でごまん
とあります)

 最初の頃の誤解。
 まずテストをし、数値が出る。で、その後授業したり、いろいろ生活する。
そしてまたテストをしたら数値が伸びてる、良かった良かった・・みたいな。
あるいは点数が高かったら(CARSの場合は低かったら)良かった、みたいな。

 違うんですね。

 テストはあくまでも「その時(今、ここ)」の被験者の「得意なところ」
「苦手なところ」がわかり、「得意なところに関わっていこう。そうすれば
うまくいきやすい」「苦手なところはあんまり押しすぎない」とかの方針が
立てられる、というものなのですね。

 で、あんまし何度もするようなものでは無い。
 (別の考えの人もいるかもしれません)

 一度、方針がたってしまえば、後は日常生活や自立課題学習(成人施設なら
作業でしょうか)の中で、「ほんまやなあ」とか「あれ?ここはこうやりゃわ
かるみたい」とか「ここは伸びてきたなあ(別に伸びなくてもいいわけですが)」
とか情報収集できます。

 逆に言うと、方針が立てられる人ならテストはいらない、というのも事実。
(コミュニケーションサンプルを取ったりビデオ分析したりということは大い
 に役立ちます。何もしなくていいってわけじゃありません。特に教師・支援
 者は)

 私の場合LDT-Rには頻繁にお世話になりました。(別エントリーにします)

 PEP-Rは用具をアメリカから個人輸入しました。貿易商の友人が手続きはし
てくれました。今だったらネットで簡単なのかな?日本語化しないといけない
プリントはありますけど、日本のを買うよりごっつい安く手に入ります。で
もあまり使わなかったです。(チャンスが無かった)

 なお、ノースカロナイナのTEACCHでは、児童には必ずPEP-Rをする、
ってのは少なくとも2001年頃は「違う」ようです。しない児童もたくさんい
るとか。(ソースが出せないので「ソース俺」な話になりますが)


 CARSは本を読んで勝手にやってました。でも本当は訓練が必要なのでしょう
ね。

 WISCやK式は知識・訓練・設定された時間とかがいりますね。私は使えなか
ったです。でも音声言語のやりとりが高度にできる方なら、プロフィールが
くっきりと分かるのだ、ということはわかります。




posted by kingstone at 08:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

3月24日(水曜日)

 おはようございます。

 今日も起動できました。

 雨模様です。
 甲子園も全試合中止になってしまいましたね。
posted by kingstone at 08:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ネット・パソコン・携帯など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする