私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年03月20日

筆談などの代替手段を使えば音声言語がわかったり表現できたりすることもある話

 これはハルヤンネさんの筆談コミュに触発されて書いています。

 この話、わかる人にはすとんとわかる話です。

 ここで言う筆談は単に「書いて伝える」「書いて返答してくれる」という
もの。ひょっとして「何だ「字」や「単語」や「文」がわからなければでき
ないのか」と思われるかもしれません。そんなことはありません。

 本人さんのわかるもの(具体物・絵・写真・文字・文章他何でも)で伝え
本人さんのできる方法で表現(具体物を手にとる、絵や写真を手に取る、何
かを指さす、絵や写真などをとんとんする、単語カードや文章カードをとん
とんする、単語や文章を書く、VOCAで発声する、音声言語で言うetc.)する。

  * VOCA(Voice Output Communication Aid 音声出力コミュニケーシ
       ョン装置)

 この時、必ず本人さんの選択活動が入ってきますね。
 (すごい文学作品だって、表現は選択活動の結果です)

 本当に表現の少ない方には「2種類の飴を用意してどちらかを選んでもら
う」なんてとこから始める必要があるかもしれません。

 自閉症またはそれに類するコミュニケーション障害の方には、自分が表現
したことが「道具として使える」(機能的に使える)という経験をつまない
と積極的には使うようになってくれません。また「間違った使い方」を覚え
てしまうこともおうおうにしてあります。

 「うまく伝わった」「思いが実現した」という経験(好きな方の飴がもら
えた、でも)が多くなればまたその方法を使おうとしてくれます。

 大昔AACの会(正式名称忘れました。ATACの前身みたいな会)が開かれ
た時(知的障害特別支援学校ですから事例はたぶん自閉症の方)VOCAを使って
いたら機能的な音声言語が出るようになった、という事例が報告されました。

 会場からは「これは単なる一例であり他に適用できる話ではない」という意
見が出ました。当時の科学的態度としては素直にそうでしょう。

 ただ、今、だともう集める気になればこの手のデータはごろごろ出てくると
思います。私の12年前の「VOCAの利用」も1例です。

 事例を集めてデータを論文にしてくれたらいいのにな>研究者さん

 ただし「音声言語の理解や表現を求めて代替手段を使う」というのは間違い
です。あくまでも本人さんの使いやすいものを用意していたら「結果として音
声言語の理解や表現「も」できるようになった」というだけです。

 そして「音声言語の理解や表現ができるから周囲もそれ「しか」使わない」
ということになるとまたも自閉症や類するコミュニケーション障害の方を苦し
めることになります。


 私が「応用行動分析」で紹介した「応用行動分析学入門」はもう13年前に出
た本なんですね。この中にこんな文があります。
−−−−−−−−−−−−−−−
「これに対して、行動分析学的立場の下では、口話のような音声モードで
あれ、手話や書字のような非音声モードであれ、必要な社会的な機能を
満たす上で、障害児者にとって最も負担なく、あるいは本人自身によって
選択された表現モードが、優先的に用いられなければならないことになる。
(Reid & Hurlbut,1977)」
−−−−−−−−−−−−−−−
何と元発言は33年前かあ・・・・

 言葉はむつかしいけど要するに「わかるようにやんなはれ」ですね。




posted by kingstone at 12:31| Comment(4) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

3月20日(土曜日)

 おはようございます。

 今日も起動できました。

 薄い雲はかかってますが、いい天気です。
posted by kingstone at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ネット・パソコン・携帯など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする