私の関わりのある法人
ksbutton.png omemebuttan.png sowerbuttan.png
※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年03月08日

私がこの学校にいる意味もあるのかな、と思った話

 大昔の話です。

 TEACCH的な取り組みを始めていた頃。

 木工の授業をしました。

 あるお子さん。木工室へは、写真を見せただけで一人で行けまし
た。それまではどこへの移動も、先生が引き連れて行ってました。

 スケジュールに写真を貼って自立的に、というのはやってなかっ
たな。

 木工室での作業自体も残念ながら視覚支援するとかやってません
でした。今考えるといろいろ工夫できそう。

 その時は電動鋸(丸鋸ではなく、糸鋸よりは幅広な鋸)で板を切
るという作業をやっていました。危険は危険です。

 そのお子さんの後ろから、手を添えて切っていました。何の問題
もなく作業していました。

 リーダーさんが教室を巡回して来ました。みながやっていること
を見て、そのお子さんを介助して板を切ろうとしました。でも、そ
の子は強く拒否して電動鋸に近づこうとしませんでした。

 私は何も気づいていませんでしたが、リーダーさんが笑いながら
「あ、こいつう、kingstoneさんやったら切らせるのに、僕やったら
 切らさへん」と言いました。

 その時、あっ、と思いました。
 そうか、私がこの学校にいる意味もあるだろうな、と。

 そのお子さんは、普段の生活ならリーダーさんの指示によく従っ
ていました。でも、何か怖い体験があってリーダーさんとの電動鋸
の作業は危ない、と判断したのだと思います。

 人間関係が、リーダーさんより私の方があったから?
 う〜ん、まあ直接の担任だし、人間関係もあったかも。

 しかし、上にも書いたように、指示ということではリーダーさん
によく従っていたお子さんです。「この人は怖いことはしない」と
いう信頼は私の方があったでしょうね。それを人間関係と言ったら
いいのかな?
posted by kingstone at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

うまくいかなかった話(あとでうまくいったけど)

 大昔の話です。

 何度も「いつもうまくいったわけじゃない」と書いてますが、記
録を見てると失敗というかうまくいかなかった例がしっかり残って
います。後ではうまくいきましたが。抽象的になるけれども書いて
みようと思います。

 知的障害養護学校でTEACCH的な取り組みをしてある程度効
果を上げていたころです。

 ある知的に重い(ごめんなさい、こんな表現になって)お子さん。

 授業とか、日々の生活とかどうしよう、と思っていました。

 ある日、「CARS-小児自閉症評定尺度」をとってみました。(これ
は本来やってはいけないことなのかなあ。でもWISCやK式みたい本人
さんにいろいろ教材を使って時間を取って実施しないといけない、と
いうわけじゃなく、日頃の観察で実施できるし、私が家で本を読みな
がらやる分には本人さんの負担になるわけじゃないので、私がやるの
で結果はあまり信用できない、ということを肝に銘じておけばいいの
かなあ、と思ってやりました。結果を誰かに言うわけでもいので)

 自閉症の点数が高く出ました。
「なんだ、君、自閉症だったのか。なら何とでもやり方あるじゃん」
と元気が出ました。

 知的に重い方は自閉症に見えるもんだ(だからそんなの無意味)と
おっしゃる方もいらっしゃいますが、う〜ん、だったら自閉症の方に
いい方法が、その方にもいいかもしれない。

 ただ、この時はスケジュール・様々な視覚支援(写真も具体物も)
・自立課題学習といろいろ一気にやっちゃったのですが・・・

 そのお子さんの笑顔が無くなっていきました。

 困りました。

 そういう時は達人さんに話を聞いてもらうことが多かったです。別
に達人さんがTEACCHに詳しいわけじゃない。というか周囲には
TEACCHに詳しい人なんかいなかった。ただ話を、悩んでいるこ
とを聞いて下さる人を必要としていました。

 よく話を聞いて頂きましたが、その中で
「ちょっと、あせりすぎちゃうん」とは言われました。

 なるほど。

 そこから、具体的な方法は自分で考えました。情報量を減らすこと。
自立的に動ける部分は増やすものの(介助しすぎない)、表現コミュニ
ケーションの種類を増やすことはあせらないこと、できてもできんでも
ええんちゃう、みたいな態度でいること。

 そんな、こんなで、笑顔は戻っていきました。

 たぶん、周囲にもいい結果が出ていきました。

 構造化してうまくいかなかったら再構造化です。
posted by kingstone at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

こんな視覚支援では困る

 大昔の話です。

 ある自閉症のお子さん。クラスが違うのであまり関わることは無かったの
ですが、私のクラスへよく遊びに来ていました。私のクラスには、子ども達
の好きなものを置いておこうと思って「鉄道ジャーナル」や「鉄道ファン」
を用意していたので、それを目当てにやって来ていたのです。

 いつも休憩時間が終わる頃、担任さんが中庭から私に大声で呼びかけられ
ます。

担「kingstone先生!○○君、いますかあ」
私「ああ、いるよお」
担「じゃあ、帰るよう言ってくださいい」
私「OK!」

 そのお子さんは、当時、特に視覚支援はされていませんでした。
 私は、お子さんに担任の写真を見せます。彼はじっと見て、何事か理解
してクラスへ戻って行きました。たぶん声かけはしていなかったと思いま
す。こんなことを繰り返していました。

 後年、別の地域で「自閉症の子どもたちとプールへ行こう」というボラ
ンティア活動をしている時、ある回から彼が参加しました。彼の学校では、
たぶんどのクラスでもスケジュールや視覚支援が行われるようになってい
た頃だと思います。

 ところが、その活動の時、彼にスケジュールなど見せて伝えようとして
も、目をそむけて見てくれません。何を提示しても見てくれません。

 私は困ってしまいました。

 自動販売機のジュースを飲むのが好きだ、という情報はありました。

 そこで自動販売機の写真を提示しつつ(と言っても彼はほとんど見て
くれていませんでしたが)彼の背中をそっと押して(後ろからでなく横
からです)自動販売機の方へ誘導して行きました。遠かったので、私の
心はかなりあせっていました。しかし力づくにならないようには気をつ
けていました。(この「押して行く」というのはお勧めしません)

 やっと自動販売機の前につき、彼にお金を入れたりしてもらったと思
いますが、とにかくジュースが飲めました。

 それから、彼はこちらが提示する視覚支援物(スケジュールや写真)
を見てくれるようになりました。

 ここからは想像です。
 彼は「嫌なこと」「とくにやりたくもないこと」ばかり視覚支援され
ているのではないか。(そういうのは支援とは呼ばないですが)だから
「見るのも嫌」状態なのではないか。

 まったくの想像ですが。


 視覚支援は「本人の好きなこと」から始めないと。
 ハルヤンネさん風に言えば「得する体験」ですね。

 そうしていれば「とくにやりたくもない」ことでも、付き合ってくれ
る場合も出てきます。子どもって(自閉症のお子さんに限らず)基本的
につきあいがいいですから。

 でも視覚支援する側は「ひょっとしてやりたくもないことをやらせて
るんじゃあないか」とかつねに考えておく必要があると思います。で、
本人さんが「いや」と表現したり「拒否」した場合は、いろいろ考えな
いと。

 繰り返しますが「嫌なこと」「とくにやりたくもないこと」ばかりの
視覚支援は「支援」でなく単なる「強制」です。








 

posted by kingstone at 12:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

視覚支援が広がっていった

 大昔の話です。

 (話は前後しますが)私が知的障害養護学校を出る頃には、受容的交流療法
がお好きな先生たちも

「視覚支援は当たり前で(その中味やその後が問題)」
「そうだよね」

などという会話をされるようになっていました。この方々は、もとから「見せ
て伝える」というのはやって来られていた方たち。「視覚支援」という言葉
を使うようになったのが、私の影響、といったところでしょうか。(今、思う
と表現コミュニケーションの方では、視覚的なものを使うのはあまり好まれて
いなかったですね)

 ただ、学校全体では、まだ、という感じかな。

 私が担当していたこともある自閉症のお子さん。見せて伝える、スケジュー
ル、本人から周囲へ見せて伝える、などでおだやかな生活を送れるようになっ
ていたお子さん。

 私が出た年に担任になられた先生。ベテランで人望のある方でした。
4月の保護者懇談の時、

「社会に出たら視覚支援なんてありません。止めましょう」

 お母さんは私に
「先生(私のこと)、私、すぐ説得されてしまったわ」
と笑って言ってはりました。

 しかし翌年、同じ先生が担任になり、4月の保護者懇談の時、

「視覚支援は当然するんでしょう?」

とおっしゃったとか。

 だんだん、学校中に広まっていきました。
 まあ、時代がそういう流れになってきたのでしょう。


posted by kingstone at 12:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

自閉症の人がスケジュールを自分で変更する話

「自閉症の人(お子さんも)に自分でスケジュールの変更はさせない」

という話はセミナーでも聞いたことがあるような・・・

 でも、これは私の周囲の数例ですが「違う」ようです。

 私の周囲では

 スケジュールをする(最初は意味がわからないことも多いと思います)
   ↓
 スケジュールの意味がわかってくる
   ↓
 その中にしたくない活動がある場合は本人が変更しようとする
   ↓
 やりとり(交渉)して変更や、しないことや、やっぱりすること、などを決める

 という展開を取った時が、うまくいっていました。

 とくに最初のうちは、折角(表現することの少ない自閉症の人が)表現して
くれたのだから、その表現を認めることが大事だと思います。しかもスケジュ
ールの意味がわかってきた、ということだから大喜びするところですね。

 考えてみれば、我々だって自分のスケジュールを自分で変更するのは「普通」
で「あたりまえ」のことですね。

posted by kingstone at 11:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

入寮選考に通った

 長男が大学の入寮選考(面接)に通りました。
 通った、という表現は少し違うかもしれません。

 下宿は経済的に苦しいので、ほっとしたという面も大きいです。

 しかし、寮生の面接で「こいつと仲間になってもOK」と思って
もらった、というのが何より嬉しいです。(大人との面接は無かっ
たみたい)


posted by kingstone at 10:56| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

自閉症のお子さんとのやりとりに感動した話

 大昔の話です。
 TEACCHの5日間セミナーの時です。

 ディビッド・クーノボリは、若いトレーナーでした。

 セミナーの途中、子どもが休憩場所に移動する時、写真を見せた
のですが、うまく自立的には移動できなかったことがありました。
その時、ディビッドは、お子さんに写真を見せ、お子さんの後ろに
立ち、押すようで押さず、引きもせず(といっても「断固として」
という感じではなく)本当に言葉にするのは難しいのですが、そん
なふうに「伝えよう」としていました。

 私は見ていて何だか涙が出て来ました。これは私だけでなく、隣
にいた参加者(この方は相談機関の相談員さんでした)も感動して
涙が出て来たそうです。

 もちろん、たくさんのデータを取ったり、スケジュールをしたり、
自立課題学習をしたり、ということがあってのうえでのことで、こ
の場面だけ取り出すのは「違う」のかもしれませんが、まあ複数の
人間がこの場面に感動したわけです。

 最後の日の懇親会の時に、その相談員さんと「えっ、あなたもそ
うだったの」ということで話が盛り上がり、これは是非ディビッド
に伝えておこう、という話になりました。相談員さんは「私は英語
ができないから、あなたが伝えて」とおっしゃったけど・・私が英
語ができるわけない。

 その時伝えた言葉は覚えています。

 涙が出るしぐさをつけて。
「When I look your treatment for children with autism,from
my eye teardrops down」

 爆。むちゃくちゃです。でも雰囲気は伝わったみたいでした。
 ディビッドがどう答えたかは、覚えていません。残念。

posted by kingstone at 10:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

自閉症の人に音声言語で話しかける

 大昔の話です。

 私は、TEACCHを学び始めた頃「自閉症の人には音声言語で
話しかけてはいけない」のか、と悩んでいたことがあります。(今
は「威嚇することと無表情で伝えることと1」で書いたように考え
ています)

 TEACCHの5日間のトレーニングセミナーに参加しました。
 この時はメジボフ先生の講演もあり、またセミナーのトレーナー
として
 
 ジャック・ウォール(髭のジャック)
 ディビッド・クーノボリ

の2人がノースカロライナのTEACCH部から参加してくれてい
ました。

 ジャックの子どもへの対応を見ていました。参加していた全部の
子へかどうかは忘れましたが、少なくとも1人の子へはおおいに声
をかけていたのは確かです。(日本人の子どもに英語で!)

 私が覚えているのは、何か子どもができた時に
「Good job」とか
「Excellent」とか
他にも、いっぱいいっぱいの褒め言葉でした。めちゃ語彙が豊富。

 最後の日の懇親会の時にジャックに話しかけました。

「私はTEACCHでは、声をかけてはいけないのかと思っていた
 が、あなたがいっぱい声をかけているのを見て安心した」

するとジャックは

「はっはっはっ。俺はおしゃべりだから、俺の口を塞ごうとしたっ
 て無理な話さ」

と答えてくれました。私は基本的に英語はできないのに、なんでわ
かったんだろ?まあ、やりとりはでき(?)ました。

posted by kingstone at 10:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

悪者を作らない

 愛子さまに関する話題、ワイドショーでも取り上げられてますね。

 う〜ん、宮内庁の発表はまずいよな。
 「乱暴な児童」という形で悪者を作っている。

 大昔、通常学級の担任をしていた時、いじめについて、悪者を作って
しまった時は解決に失敗しました。悪者を作らなかった時、うまく解決
できました。

 「学校を休んでいる」というところの発表までだったらOKかもしれ
ないけど。(しかし、それもいちいち発表されたり、報道されるっての
は、本当にたいへんです)

 そういう意味で、私の他のエントリー(発言)は、悪者を作っている
形になっているかもしれない。う〜ん、そうしかできなかった、という
のもあります。


posted by kingstone at 09:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

3月8日(月曜日)

 おはようございます。

 今日も、無事、起動。
posted by kingstone at 09:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ネット・パソコン・携帯など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする