大昔の話です。
知的障害養護学校3年目。2学期よりクラス全体でTEACCH的取り組み
を始めました。その最初のクラス担任構成は
私
新人Aさん(病欠代替。大学出たて。障害児教育の知識なし)
新人Bさん(病欠代替。大学出たて。障害児教育の知識なし)
ベテランさん
でした。しかしいつだったかベテランさんが病欠することに。
やっぱり私が疫病神か(爆笑)
ベテランさんの病欠代替には、別の知的障害養護を退職された超ベテランの
先生が来て下さることになりました。
受容的交流療法がお好きな先生が、この超ベテランの先生を知っていて
「良かった。これでkingstoneさんのクラスがビシッとする」
とおっしゃっていたので、正直なところビビッてました。
また私のクラスは外から見たら「ビシッとしていない」と思われていた
ことが良くわかりますね(笑)
しかし超ベテランの先生が赴任されると、すぐに
「あなたたちのやってることは素晴らしい」と言って下さり、同じ取り組みを
やって下さいました。担任一同すごく仲良くなってみんなで温泉に遊びに行ったり
するようになりました。嬉しかったです。
あと、あるお子さんについて
「何で、この子には同じような取り組みをしないの?」
とも言われました。
う〜ん、そのお子さんは少なくとも自閉症の診断名はなく、また私から
見ても自閉症ではないと思えました。一部、自立課題学習は取り入れたり、
自立的に行動できるように(例えば、体育館に教師に連れられて行くのでは
なく、一人で行けるようにする)視覚的な支援は取り入れたりしていました
が、全面的には取り入れていませんでした。もちろん「自閉症の方にとって
わかりやすい居心地のいい環境は、他の方にとってもわかりやすく居心地
いい」ものではあるのですが。視覚支援など、嫌がる親御さんもおられる
ので、慎重になっていたところはあります。
そういえば、周囲の教師の評価ではこのお子さんは「机の前に座っての学習
は無理」ということでしたが、(たぶんそんなことは教師が話しているだけで、
保護者には伝えていない)私が自立課題学習を取り入れたところ、問題無く
(?ちょっと最初はいろいろありましたけど。「笑って逃げる」とか)でき
ました。
しかし・・また別に書きます。
posted by kingstone at 17:03|
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特別支援教育や関わり方など
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