私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年02月18日

笑ってる

 大昔の話です。

 知的障害養護学校に来て3年目の2学期から、クラス全体で、
TEACCH的な取り組みをしました。

 3学期、あるお母さんが廊下を通りかかりました。
 ○○君(自閉症のお子さん)を見てつぶやきました。

「○○君が笑ってる。初めて見た」

それだけのことですが。


・・・あの、自閉症の方の場合、苦しい時に笑うような表情をされ方も
いるので、単純に笑っているからといって喜んではいけませんが・・・
上の場合は、楽しくてリラックスして笑っていたのだと思います。


posted by kingstone at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「楽しい」ってことを伝える。TEACCHを知ってもらうために

 大昔の話です。

 知的障害養護学校に来て3年目の2学期から、クラス全体で、
TEACCH的な取り組みをしました。

 毎日が、楽しいし、子どもたちは、落ち着くし、表現は増えるし、
いいことだらけでした。そこで、校内で知って頂きたいから、
校内研修の発表は積極的に何回も引き受けました。発表って、
たいていの方は嫌がるんですよね。

 で、必ず、実際に活動しているビデオもお見せしながら、この
お子さんの場合、こういうところがわかってなくて、こういうところが
わかるので、こんな方法を使っています、とか説明するわけです。

 しかし、視覚的な支援は、優しい先生、熱心な先生でも反発する
方が多かったです。まあ反発しながらでも、ビデオがあるので、実践的
だとは言って頂けましたけど。(それまでは、どっかの本を解説して
おしまい、とか言うのが多かったみたい)

 新人Bさんに、ある時言われました。
「確かに、やり方を伝えるのも大事だけど、毎日がこれだけ楽しいって
 いうのを伝えないといけないんじゃないかなあ。本当に私、毎日が
 楽しいんですもん」

 ほんまやなあ。

 ただ、説明するのは難しかったなあ。

posted by kingstone at 15:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お菓子を使ったコミュニケーション指導

 大昔の話です。

 子どもから自発するコミュニケーションの授業をしたいと思いました。
 選択ができる授業をしたいと思いました。
 なかなかいいのが思いつきません。

 で、TEACCHのセミナーなんかでもよくやる「おやつの時間」の授業を
したいと思いました。複数のおやつや飲み物を用意しておいて、こちらに伝えて
くれたら食べたり飲んだりしてもらう、というやつですね。

 お子さんによって、
○音声言語で言う
○絵カードをとんとんする
○具体物をとんとんする
等、表現手段と、その表現を支援する手段とを考えて、用意する、というやつ
です。

 でも、もちろん、これは周囲に許可を取っておかなければ危険だ、と思い
ました。餌付けだ、と非難されたらどうしよう。

 当時、兵庫教育大におられた応用行動分析家の井上雅彦先生に相談しました。

 すぐに参考になる事例の載った「障害児教育実践研究」Vol.4という冊子を
送って下さり、そして別に「餌付け」というご意見には、こういうふに説明したら
いい、というのを教えて下さいました。

 うう、今、具体的に思い出せない。
 ここ2行か3行ですんでしまう、すごく役に立つ簡潔な説明だったんだけどな。

 まず校長先生に、お願いに行きました。
やっぱり「餌付けと非難されたらどうする?」と質問がでました。
井上先生に教えて頂いた通りの説明をすると「なるほど」と納得して下さいました。

 で、その後、保護者全員にお願いをしました。
 OKが頂けました。

 学部会や職員会を通す、ということはしませんでした。

 やったら、とても楽しい授業になりました。
 そして、音声言語の表出が増えた子、他の表出が増えた子、別にそのまんまの
子、いろいろでした。詳しいことは、忘れました。

 考えたら、生活の中で「おやつの時間」って、あっていいものですもんね。

posted by kingstone at 14:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クラス打ち合わせ

 大昔の話です。

 TEACCH的に取り組んでいこうと始めました。
 別に私が指導して、新人さんたちが従ってする、というわけでは
ありませんでした。

 正式のクラス打ち合わせは週1回。

 新人さんたちは
「私たち何もわかりませんから、ついていくしかないですう」とか、最初
おっしゃてたけど、いや反論する、反論する(笑)

 もちろん、丁寧に話し合って行きました。
 私にわからないことはわからないと言いました。
 話し合うことが、楽しかったですね。

 私が教えてもらうこともありました。
 クラスで、校外ランニングの準備をする、という係があたった時、
あるお子さんについてはその場所に来るだけでOKと思っていて、仕事を
作ってなかったのですね。そしたら新人Bさんに
「この子にも仕事を作るべきです」と言われました。

 で、考えて仕事を作ったら、そのお子さんニコニコしてやってました。
 ああ、私が間違ってたなあ、と思いましたね。

 正式の打ち合わせ以外でも、職員室で事務仕事をしている最中に、ふと
「そう言えばあのお子さんのことで・・どうしたらいいんだろう」とか
「今日、こんな楽しいことがあって・・・」とかでいきなり打ち合わせ
状態になることが多々ありました。

 あっ、お子さんのいる時は打ち合わせしませんよ。
 お子さんがいる時はお子さんとそれぞれ関わっていて、教師同士が話し合う
ことはほとんど無かったと思います。

 ある時、全校の忘年会へ向かう電車の中で、私、新人さんたち、ある先生、
と4人一緒になりました。で、みんなで話してたんですが、途中いきなり
クラス打ち合わせ状態になってしまいました。ある先生を無視したみたいに
なってしまいました。で、下りる時に「ごめんなさい」と謝ったら、
「いやーうらやましかった」とおっしゃいました。

 その先生によると、うちのクラスは職員室でもいつも子どもたちのことを
大声で議論していてうるさくて、で、それがとってもうらやましかったそう
です。

 ま、そんなふうにやってました。

posted by kingstone at 10:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

自立課題学習や1対1の学習

 大昔の話です。

 そのころ、クラス(周囲でも)では、机の前に座ってする学習、というのは
無かったのですね。

 クラスでの授業の基本は1人の先生が立ち、その前に子どもたちが座り、
その背後に他の先生たちが立っている。そして1人の先生が進めていく。
あっ、もちろんそういうのもありだとは思っています。例えば音楽とか。

 私のやったのでは、泥鰌を買ってきて、水槽にはなし、それを捕まえて
感覚を楽しんだり、数を数えたり・・

 あるいはプラスチックボールを教室にしきつめて、それでいろいろやって
感覚を楽しんだり。

 もちろん、そういうのもありです。大事です。
 ただ、そればかりでは・・・

 その前年から少しずつ私の担当しているお子さんと自立課題学習を取り
入れていました。教師と子どもでやりとりをする1対1の学習も取り入れ
ていました。

 で、2学期から、自立課題学習や1対1の学習を全員のお子さんとする
ことにしました。組み合わせは

 私、5人
 新人Aさん、1人
 新人Bさん、1人
 ベテランさん、1人
追記
    後で過去logが出てきて調べたら、私4人を相手にしてました。
    あと1人はじゃあ、誰だろう?

 クラス打ち合わせの時に、私がやっているビデオをお見せし、本もお見せし、
どのお子さんにどんな教材が合うか話し合い、教材作りをしました。作らなく
てもそのまま利用できるおもちゃや、パズルもありました。

 やってみるとうまく行きました。

 新人Aさんは、実際にやって1回目か2回目に
「先生、この子たち(将来)仕事ができますね!」
っと感動したようにおっしゃいました。

 これを境に、私のクラスでは、1人の先生が進めて他の先生は補助みたいな
一斉授業は無くなりました。(追記。「朝の会」「終わりの会」はそういう形式
でした)

 ベテランさんは1度
「この授業はいつまで続くんですか?」とちょっとご不満そうに言われましたが、
「ずっとです」とお答えしました。

 あっ、それぞれの担任がそれぞれの子どもと1つの教室の中で遊ぶ、みたいな
のは、もちろんありましたよ。あっ、みんなでボーリングなどゲームをするとか、
感覚遊びをする、みたいなのもね。




posted by kingstone at 09:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

校内の反応

 大昔の話です。

 クラスで「私の思う通りやる」と宣言してやっても、クラスの中だけだったら
外からは見えないですね。別に外に向かってTEACCHでやります、なんて
ことは言ってなかったし。

 でも、体育館や校外ランニングの待機場所に「勝手に」カード受けを作ったり
してるわけで。学部会や職員会を通しているわけではない。

 でもそれを「駄目」とは言われませんでした。

 いったい何をやっとんやろ、と不思議そうに見ている、という感じかな。
 でもやらせてもらえたのは事実ですね。

 あ、いや、受容的交流方法をお好きな1人の(複数おられた)先生は私に
向かって「TEACCHなんかやっちゃ駄目じゃない!」とはおっしゃいました。
私はう〜んとうなって、無言だったかな。

 この先生は
「kingstoneさんは、パソコンなんかやるからTEACCHなんてやる」と
周囲にぼやいてはったそうです。(笑)

 若い方にはわからないかもしれませんね。昔はパソコンを使っていると
劣った人格だ、みたいな評価をする方は一定数おられました。(ニコ)

 この方、TEACCH嫌いはそのままだったと思うのですけど、まあ私の
やってることを見て後年
「TEACCHって、kingstoneさんのやってるのと、別のと2つあるの?」
と質問して下さいました。やっぱり私はう〜んとしか答えようが無かった
ですけど。

posted by kingstone at 08:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夏休みに準備したこと

 大昔の話です。

 夏休み「とにかく私の思うようにやらせてくれ」と言ってから、話し合って、
こうしようとか、みんなでものづくりとかしました。

「給食は自分で食べる。全部食べなくて良い」の宣言。
あっ、障害はいろいろですから介助の必要なお子さんもいるし、
それはしましたよ。でもより介助は少なくしていきました。

 1日のクラスのスケジュールの提示。
 これは、ごく簡単なものを前のホワイトボードに貼りました。

 個別のスケジュールはこの時はなかったですね。

 朝の会の変更。

 それまで、子どもたちが椅子に座っている前で、一人の教師が連絡帳を
えんえんと読んでいたのを、連絡帳は朝の会の前に担任が読んでおいて、
必要なことがあれば他の先生に伝えておく。

 子どもたちがわかってできる活動を入れる。
 
 具体的には、子どものシンボルカラーやシンボル型(?)の枠をホワイトボード
に貼り、そこへ自分の写真を入れる。(これはセミナーでやってたことの真似です)
これは全員。

1日のスケジュールの確認。

 それから、何をやっただろう?音楽は無かったかな。あってもいいと思うん
ですが、教師がみんなキーボードとか苦手だったというのもあるし(アセ)

 まあ短くなりました。

 朝の会の流れを見せるスケジュール(移動が無いからワークシステムか。
ハルヤンネさん風に言うと子スケ、孫スケですね)は無かったですね。
今思えば、あったほうが良かったですね。

 教室には金色のカード受けを作り、別の場所から教室に帰る時は金色の
カードを渡し、教室に帰って入れてもらう。これは全員やってたかなあ・・
お子さんの障害もいろいろですもんね。

 クラスの外でも用意しました。

 体育館の入り口に、お子さんのシンボルカラーのカード受け(これは
マジックテープのタイプ)それぞれのお子さん体育館とわかってもらえる
ような、絵や写真のカードを用意する。これは全員。

 校外ランニングの待機場所にポラロイドの写真受けを作り、ポラロイドの
写真カードを用意する。これは1人だったか、2人だったか。

 トイレには目の高さにシンボルを貼ったかな。

 保護者には、2学期の始まる前に、簡単に「こんなふうにしたいと
思います」という連絡をしました。特に許可を得る、という感じでも
なかったと思うな。

 もっといろいろ細々としたことはあったと思いますが、もう忘れました。

 上で書いたことの結果を書いておくと、


 給食は、前も書きましたが、すごく雰囲気が良くなりました。

 体育館のカードは良かったみたいですね。全員が教師なしで行けるように
なったわけでは無いですが。そりゃお子さんいろいろですから。でも、ある
お子さん、前からルーチン(毎日の習慣)で、行けるようになってたと思って
いたのに、実はそんなことはなくて、周りの流れを必死で見て困惑しながら
動いてたんだ、というのがわかったことがあります。そのお子さんに体育館
カードを渡すと、パッと笑顔になって、ひとりで体育館に行けました。

 校外ランニングの待機場所はわかってもらえたのですが、あるお子さんに
ちょっと早めに渡したところ待機場所に行ってカードを入れて、そのまま
すたすたどっかに行っちゃった、ということもありました。
 こちらは「待機場所に行って待っててね」というつもりだったのですが、
本人さんには「待機場所に行って・・」で後は何していいかわからないわ
けですね。
 その時は、カードを直前に渡す、というので対処しましたね。

 クラス全体とスケジュールは、みんな見てるかどうかもわかんない、
みたいな感じでした。毎日の暮らしがそう変わるわけでもないし。

 ところが後日、校内宿泊学習の時に、前年は普段の下校時刻になったら
パニックを起こしていたお子さんが、スケジュールの増えたところを見て
納得していました。そうかあ、何ともなく過ごしていて、何の役にもたって
いないように見える日々の取り組みが大事なんだなあ、と思いました。

posted by kingstone at 05:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする