という記事が、反響を呼び、原因探しが、「移住者」だとか「農薬」だとか、記事になったり、ツイートされたりしています。
まず44倍とは言うけれど、地域の学校の全体児童数と支援級在籍児童数、その割合を見てみます。
「令和7年度 宮古島市の教育」の中、104ページに、2025年5月1日現在の「宮古島市立小学校児童数」という表があり、特別支援学級在籍児童数も書かれています。
(データ量が多いので表示されるのが遅いです。ダウンロードする方は気をつけて)
(データ量が多いので表示されるのが遅いです。ダウンロードする方は気をつけて)
この資料によると
児童数 3316
特別支援学級在籍児童数 223
支援学級在籍児童割合 6.72%
特別支援学級在籍児童数 223
支援学級在籍児童割合 6.72%
これを他の地域と比較してみます。ただし、2025年度のものではなく、2023年度の数字になります。まあいずれの地域でも増える傾向にあるので、割合が多いか少ないかの傾向は掴めると思います。
(図はクリックすると大きくなります)
例えば2023年度の兵庫県では
基本統計量
平均 標準偏差 中央値 最小 最大
4.51 1.29 4.26 1.9 7.74
平均 標準偏差 中央値 最小 最大
4.51 1.29 4.26 1.9 7.74
宮古島市の割合を見ると、上から4番目、丹波篠山市の次に入ることになります。
一番割合が多い、ということでは無い。
一番割合が多い、ということでは無い。
2023年度の大阪府で比較すると
基本統計量(能勢町は除く)
平均 標準偏差 中央値 最小 最大
大阪府 7.81 1.62 7.84 4.34 12.28
平均 標準偏差 中央値 最小 最大
大阪府 7.81 1.62 7.84 4.34 12.28
大阪府の統計のある全42自治体中、上から 32番目の割合。
宮古島市より在籍児童割合が多い基礎自治体が31個もあるわけです。
まあ、大阪府は少々多すぎるのかもしれない。
これが2023年度の東京都23区内になると
基本統計量
平均 標準偏差 中央値 最小 最大
23区 1.12 0.27 1.14 0.6 1.79
23区 1.12 0.27 1.14 0.6 1.79
ということで、宮古島市立小学校は東京都23区よりはダントツで割合が多いということになってしまいますが、東京都23区の方からは、「支援級が少なすぎる!」というツイートがされているのをよく見ます。
これが23区外だと2番目になるのですが。
では、なぜ8年間で支援級在籍児童の実数が増えたのか・・・
8年間で 44倍ということですが、少子化もあるし、10倍と考えても、0.67%。
これで、やっと「少ない!」と非難されることの多い、東京都 23区と比較して下から2番目。
たぶんもっと少なかったのでしょう。
そこは問題(というか理由が知りたい)ですね。
そこは問題(というか理由が知りたい)ですね。
ここからは完全に推測です。
変な言い方ですが、今までは良い意味でも「ええかげん」な授業がされていて、勉強に対するプレッシャーがなく、特に困らなかった。しかし、最近は授業内容が増え、きっちり教えないといけないことになり、担任教師が困ることになり、そのままではついてこれない児童に支援級に入ってもらう、という流れになった?
もちろん、それまでの児童が「その子に合った教育」が受けられていたのかどうか、はまた別問題ですが、しかし支援級在籍だからといって、「その子に合った教育」が受けられるようになったかどうかは、よくわからないのですが。
まあ、しかし、支援級在籍児童の割合は、他の地域と似たような割合になってきただけで、その理由が「発達障害児の割合が増えた」わけではなさそうです。
変な言い方ですが、今までは良い意味でも「ええかげん」な授業がされていて、勉強に対するプレッシャーがなく、特に困らなかった。しかし、最近は授業内容が増え、きっちり教えないといけないことになり、担任教師が困ることになり、そのままではついてこれない児童に支援級に入ってもらう、という流れになった?
もちろん、それまでの児童が「その子に合った教育」が受けられていたのかどうか、はまた別問題ですが、しかし支援級在籍だからといって、「その子に合った教育」が受けられるようになったかどうかは、よくわからないのですが。
まあ、しかし、支援級在籍児童の割合は、他の地域と似たような割合になってきただけで、その理由が「発達障害児の割合が増えた」わけではなさそうです。



